
ゼロ秒思考
2022.8.16 Tue
何かを始めようとするとき、人は立ち止まって考えてしまう。
賢ければ賢い人ほど、メリットやデメリットを考えてしまう。
その結果、行動するまでに時間がかかる。
それが良いことなのか悪いことなのかはわからない。
なぜなら時と場合によるから。
では、習慣化することを考慮した場合は、どうだろうか。
イチロー選手や五郎丸選手が毎回同じ動作を行う、”ルーティン”と呼ばれるもの。それは言ってみれば、究極の習慣化だといえる。
習慣化することで、邪念や周りの環境に左右されることなく、常に結果を出し続けることができるようになる。そんなプロアスリートの技を、私達も実施することが求められるシーンは日常に多く存在する。
では、習慣化の敵は何か。答えは、本能である。
私達は、理性と本能で生きていると言える。
どちらにも良い面と悪い面があるが、本能だけに身を委ねていると、それはただの気分屋になってしまうだろう。
調子が良いときだけ実施する。やりたい時にやる。
それでできるのならばそれでいい。問題がなければ良いのだが、実際の生活では、本能だけでは生きていくことが難しい。なぜなら、自分だけではなく、社会では他人と共存して暮らしているから。すべてが思い通りにいかない。
そういった外的要因と対峙していくことが求められる。
何が言いたいのかというと、人は頑張り続けることが苦手な生き物でということである。少なくとも、私はそうである。
よっぽど好きでない限り、続けることには、苦痛やストレスが伴う。
では、どうすればいいのか。
答えは、考えないですぐやることだ。
気分や感情に時間を与えるから、行動に起こせなくなってしまう。
それならば、やると決めたことは考える暇もなく全力で取り掛かること。考えずにまず行動で行ってしまえば良い。
結果的に、それがルーティンと呼ばれる行為になっていただけのことであり、ルーティンワークの原点はこの「すぐやる」ことなのだ。
これはどんなときにも言える。
なにかに挑戦するとき、特にその壁が高ければ高い方が、より人間は色んなことを考えてしまう。それがいつしかブレーキになってしまう。
大きな決断において、考えないで行動することは難しいかもしれないが、毎日の行動や、目標に向かってコツコツ取り組むべきことは「考えずに実行する」ことで、ストレスを感じることなく取り組むことができるのではないだろうか。