見出し画像

#72「違いを生み出す存在」

人生そう上手くはいかない。リーグ戦3連敗。悪い試合ではなかったし、個人としても手応えはすごくあった。前日のケアもバッチリ行い、身体も軽かったが、決定的な仕事ができず、後半途中で交代してしまう。改めて感じたことは、最後の結果を左右するのは個だということ。試合を決めるのは個の能力であり、私は圧倒時な力をピッチ上で表現することができなかった。ただそれだけ。個の力で点を取ったり、決定的な仕事をできていれば、間違いなく試合の流れは変わっていた。

どんな時も、ベクトルを自分に向けなければいけない。途中で変わるということは、良いパフォーマンスができなかったということ。チャンスはあった。もっとやれた。それはたらればであり、通用しない。結果が全ての世界。もっと自分のプレーに責任を持つこと。チームの結果を私の責任と思って取り組めていただろうか。

悲観する必要はないが、この悪い流れを変えるのは、チームの中心選手やエースの仕事だ。私は今、試されている。この流れを断つようなプレーができるのか。来週も試合は続く。この場面で活躍することが求められるプレイヤーだし、それを成し遂げたいと心から強く思う。最後はきっと、メンタル的な部分が大きいのかなと思う。

サッカー日本代表の久保選手がスペイン代表で16歳でプレーするヤマル選手のことをこう話している。

「彼がすごいなと思うのは、プロの世界で楽しんでプレーしているということ。あの若さでそのメンタリティで戦えていることがすごい」

試合を左右するのは個の力だと言ったが、メンタリティこそ大切な個の能力だと思う。社会人サッカーであれば、能力的なレベルはそこまで変わらない。だからこそ、失敗を恐れずに果敢にチャレンジできるか。創造性に溢れたプレーができるか。ゲームにおいて、違いを作れる選手になるために最も必要なのは、このメンタリティだろう。今日の試合も決して悪い出来ではなかった。でも、違いは作れていない。

サッカーだけでなく、仕事でも同じ。違いを生み出せる人が重宝され、各プロジェクトに必要とされる。その違いを生むためには、日々の努力はもちろんだが、大きなプレッシャーの発生する場面で責任感や重圧に負けずにやり遂げることで成長していく。成長は過程でしかないので、違いを生むための能力とともに、重圧と闘ってきた中で育まれてきたメンタリティが活躍をする。経験がものを言うかもしれないが、やはりどこかで重圧を背負い、失敗できない状況でも果敢にチャレンジする勇気が必要なのである。

今、私にそれだけの勇気はあるだろうか。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?