本当にやりたいこと
2022.4.7 Thu
自分は今、本当にやりたいことができているのか。
「好きなことをして、家に帰っても好きな人がいる環境っていいなぁと思って。」
「それに比べて今の自分は、やりたかったことも辞めて、そこまでやりたくない仕事をするために就職するということに違和感を感じたから内定を辞退した。」
今日の夜、仕事終わりにかつてのチームメイトの先輩と話をした。その人は、来週海外でサッカー挑戦をしにいく。
上記の言葉は、そんな先輩が海外挑戦を決めるに至った経緯の途中で語っていた話言葉である。
なんだろう、すごく胸が熱くなったと同時に、苦しくもなった。
今月から社会人になって働くようにはなったけれど、そこまで苦ではなかった。
でも、この話を聞きながら、自分は今本当にやりたいことをやれているのかわからなくなった。
一年前の自分は、就職活動をしたくなかった。一般的なサラリーマンになるのが嫌だったから。
だから大して就職活動もせず、ぼんやりと夢を見ていた。
好きなことをやって自分のペースで暮らしていきたい。
じゃあ何をするのか。
自分が出した答えは、海外にサッカー挑戦に行くということだった。
海外でサッカーをしながら英語も学びたい。他の文化に触れたい。
でも、自分はその決断を実行に移す覚悟がなかったし、行動する勇気が出なかった。
親やチームメイトにも相談はしたけど、やっぱり自分にはそんな勇気がなかった。とても怖かったから。
それはきっと、自分の選択が就職をしたくないからサッカー選手になるという決断の仕方に違和感を覚えていたからだと、今は思う。
結局、小さなベンチャー企業に内定をもらい、そこに就職することも決めた。というか、他に進む選択肢がなかった。
だからずっとわからなかった。自分のやりたいことって何なのか。
いつも自分は決断が出来なかった。
勇気になる根拠や覚悟となる要因がなかったからだと思う。
やりたいことはないのかもしれない。でも、こういう人になりたいという思いはある。
人間として深みがあって、言葉一つ一つに説得力のある元プロサッカー選手でかつての監督。背中で魅せれるような姿勢。
そんなベースがあった上で、人として面白さのある人間になりたい。
たくさんの経験をしていたり、色んなことを行っている人。
これもしていてあれもしていて、どれが本業なのかわからないけど、どれも楽しみながら行っていて、人としての経験値が多く、自分という唯一無のブランドを確立しているオリジナリティのある人間。
何をやるかも重要だけど、それ以上にどんな人間になりたいのか。
それがわかれば逆算してこれからやるべきことや乗り越えるべき課題や問題にも紳士に向き合えるのではないだろうか。
「働くことで出来ることも増える。例えば、欲しい物を買えること。俺はカメラを買った。」
今の自分は、親から経済的に自律したいという思いもあったから、休学でも留学でもその他の道でもなく一般企業に就職という道を選んだ。
そしていつか、本当に海外に行ってみたいとか、旅をしたいと思った時に自分で行動に起こすことができるだけの資金を自分で稼げるようにしておこう。
今だからこそ学べることや経験できることもあるはず。
今ある環境でできる経験から最大限学び、成長していこう。