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#189「ハニーラテ」

久しぶりのオフ。せっかくだから服でも買いに行こうか迷ったけれど、今後の旅行や懐事情を考慮して、近場のカフェに行くことにした。昨日から無性にハンバーガーが食べたくて、ハンバーガーがあるところを選んだものの、大好きなアボカドバーガーは置いていなかった。結局、そのお店おすすめのハンバーガーを注文して食べたけれど、望んでいたアボカドバーガーの味ではなかったので、少し残念だった。とはいえ、美味しくなかったわけではない。私はハンバーガーを食べる際はいつもアボカドバーガーを注文するため、「ハンバーガー=アボカドバーガーの」ような印象だったから、単純に物足りなさを感じたのだ。

物足りなさを紛らわせるために、いつもは注文しないハニーラテを頼んでみた。とにかく甘かった。もちろん美味しかったけれど、今度は甘すぎた。単品で楽しむならまだ良いけれど、一緒に生クリーム一杯のパンケーキも注文していたので、甘々だった。パンケーキと一緒なのであれば、間違いなくコーヒーを頼むべきだった。物足りないという気持ちが判断を鈍らせたのだろう。

ところで、ハニーラテを選んだのには理由がある。半年くらい前まではちみつを毎日朝食で欠かさず食べていたのだ。当時はヨーグルトにオートミールを混ぜて、その上にはちみつをかけていた。はちみつをかけないと、味がしなかったためだ。ものすごく美味しいわけではなかったけれど、栄養満点だったこともあってしばらく続けていたが、最近は和食に舵を切ったこともあって、このメニューを食べることもなくなっていた。

ところがつい先日、家に余っていたはちみつ瓶を見て、無性にはちみつが食べたくなった。はちみつを牛乳に溶かして飲んだ自家製ハニーミルクが美味しくて、次はこれだと勝手に思っていたのだ。そんな背景もあって、ドリンクメニューの中で真っ先にハニーラテが目に入ったのだろう。

甘党であるものの、やっぱり甘い飲み物と甘いデザートは合わないというのが今日の収穫だ。前々からそんなことくらい分かっていたけれど、食べる前はそんなこと気にせずに飲みたいものと食べたいものをそれぞれ別で考えてしまう。だけどもし、明日も同じお店に来店するとなったらきっと、ハニーラテは注文しないだろう。毎日飲みたいものではないからだ。

いつからどこかの国会議員が、「ステーキが好きということは、ステーキを毎日食べたいというわけではない」なんて発言をしてSNSで話題になっていたけれど、そんな感覚。だけどそれを口に出して言おうとは思わなかった。

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