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スイスコロナ禍一人旅行記【ツェルマット編】
皆さん、こんにちは!
前回に引き続きスイスの旅の記録をまとめていきます。
前回まではアンデルマットの旅の記録をまとめました。
下記から見れるので興味があればぜひ見てみてください!
今回は、スイスの中でもサンモリッツと並んで有名な山岳リゾート地となっているツェルマットを訪れた際の記録になります。
ツェルマットと言えば多くの方が思い浮かべるのがマッターホルンなのではないでしょうか?皆あの山に惹かれて訪れてしまうのです。
それでは本編スタートです!
ツェルマットへ
いよいよアンデルマットを出発します。
2回目は快晴での乗車となりました!
ここから3時間かけてツェルマットに向かいます!
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音声ガイドを聞きながら景色を楽しみます!
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出発して2時間、スイス国鉄にも接続できるブリーク駅に到着しました。
ここからツェルマットに向けて高度を上げていきます。
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ブリーク駅からツェルマット駅まではそんなに距離はないのですが、ずっと上り坂で断崖絶壁にへばりつくように登っていくため時間がかかります。
スイス自体は九州地方とほぼ同じぐらいの大きさなのですが、これだけ移動に時間がかかるのはスピードが出せないからなんですね。スイスを周遊して感じました。
だんだん高度が上がってきました。この辺りからツェルマット周辺にしか生息していない動物の姿も見かけるようになりました。上下で毛の色が白と黒にきれいに分かれているヤギなどです。
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雪山が姿を現し、いよいよ最後のアプローチです。
車内も降りる準備をする人で慌ただしくなってきます。
ティーシュ駅を通過したらもうすぐです!
そして、最後のトンネルを抜けて近代的なツェルマット駅に到着しました!
山の中の駅とは思えないほど近代的です。
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氷河特急の旅は本当に面白かったです。皆さんもスイスを訪れた際にはぜひ乗車を検討してみてはいかがでしょうか?
ツェルマットの街並み
まずは駅からホテルに移動してチェックインを済ませました。今回泊まったバーンホフというホテルはなんと駅から2,3分のところにあります!
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駅を出てすぐに見つけられました!2,3分とbooking.comのサイトには出ていましたが実際には30秒ほどでした。開業100年を越える伝統あるホテルです!
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建物は地下1階、地上4階になっており、最上階は屋根裏にドミトリーのスペースがあります。地下には談話するスペースの他、共用キッチンやコインランドリーがあるので自炊もできます。特にこの周辺はレストランの相場も高いので少しでも節約した場合にはこの共用キッチンを活用することが大事になってきそうです。
近くの建物にスーパーが併設されているのですが、品揃えは恐ろしく良かったのでパスタなどは問題なく作れると思います!
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今回宿泊したドミトリーゾーンの様子です。大学生の時の乗船訓練の事を思い出してしまいました・・・。こういう時、あの苦しかった訓練の経験が生きてきます。基本どんなところでも寝れるようになってしまいました笑笑。
船上ほど過酷な場所はありません。
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ホテルを一通り探索したので街に出ることにしました。この日はもう遅かったので展望台などには行けませんがどこにスーパーやお土産ショップがあるかなどは早めに把握しておいた方がよいからです。
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ツェルマットの歩き方としては、バーンホフ通りという一番栄えている通りがあるので基本的にはここを真っ直ぐ歩くことになると思います。
この通りにお土産ショップやホテル、レストランがたくさん並んでおりディズニーランドのワールドバザールが一番近いかもしれません。
マクドナルドや日本料理店もあります!
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教会のすぐ横にはマッターホルン博物館があります。雨天時には良い観光スポットだそうです。
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バーンホフ通りから少し離れたところに公園があったので探索。後ろを振り返るとマッターホルンがはっきりと見えました!
ツェルマットでは天気さえよければ常時マッターホルンが見えるのです!今まではテレビでしか見てこなかったのですが、本物を見るとやっぱり感じ方が違います。
早く展望台に登ってもっと見てみたいと思いました。
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この日はイタリアンの店に入ってパスタをいただきました!ペペロンチーノ美味しかったです!
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夕食を食べ終えて、スーパーに買い出しに行き次の日の朝食と昼食を購入しました。朝早くから動き始められるようにしておくためにもスーパーへの買い出しは重要です。また、日本みたいに遅くまで営業しているわけではないので営業時間には注意しておいた方がよいです!
スーパーに行くと多くの観光客が食材を調達していました。やはり皆さん節約のためにスーパーを活用されているみたいです。
そして、最後にあらかじめ予約しておいたこの周辺の交通機関が乗り放題になるピークパスをあらかじめ発券するためにゴルナーグラート鉄道の駅に行きました。こちらもホテルから1分のところにあります。
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ゴルナーグラート鉄道の始発電車は7:00なので前日のうちにチケットなどは買っておいた方が良いかもしれません。
ゴルナーグラート展望台
一夜明けてこの日が本格的なツェルマット観光日になります。
ゴルナーグラート、マッターホルン・グレッシャーパラダイス、スネガ・ロートホルン観るところがたくさんあるので早起きしました!
写真は朝6時前のものですが、既に空が明るくなっており、マッターホルンもしっかり見えました。
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まずは、ゴルナーグラート展望台に向かいます!
駅に行くと既に始発電車がホームに来ていました。乗客も何人か乗っていましたが流石に早朝だったので人数は少なかったです。
終点のゴルナーグラートまでは約35分間です。
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7:00定刻通りに出発しました!
35分間マッターホルンを横目に山を登って行きます。
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これは朝だけだったのですが、太陽に照らされてマッターホルンが金色に輝いているように見えました。この姿を見るためにも朝早く起きる事をおすすめします!
市街地区間を抜け、本格的に山を登り始めます。
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やがて森林限界を越え、岩場が多くなってきました。
ここで雲一つかかっていないマッターホルンが見えたので一枚撮影!
とても綺麗な風景画撮れました!
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あっという間に終点のゴルナーグラート駅です!頂上はとても寒く、まるで真冬のようでした・・。
ただし、景色は本当に素晴らしく、マッターホルンや周辺の山々の雄大な姿を堪能することができました!
もし天候が良いことが分かっている場合には迷わず最初に展望台に登る事をオススメします!せっかく上まで来たので雲がかかっていたらもったいないですしね!
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頂上からの景色については動画も掲載させていただきます!
すぐ近くに氷河もあり、こちらも迫力満点!
寒いので防寒対策は必須です!
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こういう景色に惹かれて世界中から人がやってくるんだなと感じました。
確かに死ぬまでに見るくるだけの価値はあります!!
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ここから帰りの電車を待って下っても良かったのですが、一駅区間だけハイキングすることにしました!地球の歩き方にも一駅区間だけだけでも歩くのオススメされていたので・・。
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さぁ、ハイキングスタートです!
コース自体はひたすら下りなのですが岩場も多く、気をつけて歩かないと大怪我してしまうと思いますので必ず足元には注意しながら歩いた方が良いです。
ただ、ハイキング中はずっとマッターホルンの姿を見れます!
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基本的には登山鉄道の線路に沿って下っていくので道は間違えないと思います。
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また頂上とは違う角度からマッターホルンを撮影。こういうところから撮れるのもハイキングをする者の特権ですね!
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40分ぐらい歩いて隣のローテンボーデン駅に到着!!
電車もちょうど来るタイミングだったので時間計算もぴったりでした!
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結構な勾配があることが分かります。
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この後やってきた電車に乗り込んでツェルマット駅まで戻りました。展望台にはホテルにもなっている建物がありますが時間が早すぎて店がやっていませんでした笑笑。そっちもしっかり見るとしたら3,4時間はみておいた方が良さそうです。
マッターホルン・グレッシャーパラダイス
さぁ、次はもっとマッターホルンに近づけるマッターホルン・グレッシャーパラダイスの展望台に向かいます!
ロープウェイを乗り継いで行くことになるのですが、ロープウェイの乗り場が村の中心から離れているため、バスを利用することをオススメします!赤色のバスと緑色のバスが走っているのですが、緑色のバスが乗り場まで行ってくれます!
駅に戻ってきてすぐ近くにバス停があるので緑色のバスに乗り込みます。
バスは15分ほどで乗り場近くのバス停に到着しました!
ここから30分ほど空中散歩です!
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途中、トロッケナー・シュテークというところでロープウェイを乗り換えます。ここから乗るロープウェイはバカでかく、30人くらいが乗れる大きさになってきます。
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そして、気温を大分下ります。ダウンも着込んでいきましたがそれでも足りないくらいの寒さでした。もっと暖かい服持って来れば良かったとちょっと後悔しました・・。
さぁマッターホルングレッシャーパラダイスまであと少しです!
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まだまだ登ります!なんと氷河の上を通過します。乗っていて思ったのがこんなところによくロープウェイを通したなということ。観光のためとは言え本当にすごいです笑笑。
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そしてようやく到着〜〜!!気温はとても低く長時間はいられそうにないと判断したので写真とかは少なめです。特に寒かったのがプラトーというところで氷の彫刻などが楽しめる場所になっています。
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寒くて体調が心配になりそうになったとき、展望台にあるレストランを見つけてそこに駆け込みました。そこで暖かいカプチーノを注文し前もって買っていた水とパンで少し早めの昼食を食べました。もう一つスイスのすごいところなのですが、何千メートルの展望台でも必ずカフェやレストランがあるところです笑。よくこんなところにレストランとか作ったなと脱帽です!
この旅行中は節約のため、基本的には食事はパンと水でした笑。
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この展望台からはリフトが出ているのですが、このリフトの向こう側がイタリア領になっています!なんとリフトに乗って国境を越えることができるのです!!これは陸続きになっているヨーロッパならではですね!
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あまりにも寒かったので景色を楽しんで早めに退散しました。
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ロープウェイに乗り、ツェルマットまで戻ってきました。往復で大体3時間ぐらいみておいた方が良さそうです!あと防寒対策は本当に必要なので冬に行く方はスキーウェアぐらい用意しておいた方が良いかもしれません!
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スネガ・ロートホルン
さぁ、ツェルマット最後の観光スポットのスネガに向かいます!スネガは地下ケーブルカーで登っていきます!ツェルマットの良いところは3つの観光スポットへのアプローチ方法がバラバラなので飽きないというところですね!
ロープウェイの乗り場から歩いて地下ケーブルカー乗り場まで移動します。
川に沿って歩いて10分ぐらいです。
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スネガ行きのケーブルカーは数年前にリニューアルしたみたいでかなり近代的な見た目をしています。
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ここからスネガの展望台までは約3分です!
あっという間に何百メートルもの高さを登って展望台に到着しました!
ゴルナーグラートからの眺めともグレッシャーパラダイスからの眺めとも違うマッターホルンの姿が見れました!
人によってはスネガからの姿が一番美しいという言う人もいるそうです!
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スネガからも十分美しい風景を楽しめるのですが、ここからさらにロープウェイで上に上がることができるのでロートホルン展望台に向かいました!
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確かにスネガからとはまた違った風景が広がっていました!!
若干雲がかかっていますが雰囲気が出ていてマッターホルンがかっこいいです。
頂上から街を見下ろします。ツェルマットの街がこんなに小さく見えます!
ここからスネガまでハイキングするというもの悪くなさそうです!
マウンテンバイクがあったら一気に駆け抜けてみたいなと思いました。
自転車乗り・ウィンタースポーツ好き・バイク乗り・登山好きには楽園ですね!一ヶ月ぐらいいて全ての道を走破してみたいです!
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見下ろした時の風景
一旦ロープウェイでスネガまで戻ります。ここからケーブルカーでツェルマットまで戻るのでも良いのですがせっかくなのでキックボードをレンタルしてこれで山道を降りることにしました!そんなに高くないのでオススメですよ!
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スイスの観光スポットには必ずこのようなアクティビティが用意されているので事前にチェックしておくことをオススメします!現地では予約できないものもあると思うので最大限楽しめるように事前調査は必須です!
さぁ、下山スタートです!道はしっかり山道なので常にブレーキに手をかけておき前に集中して下山しましょう!中には大きいな石が落ちていることがあるので転ばないように避けることが重要です!
道中、マッターホルンが見えたのですが、また違った姿が見れました!これはこの道を通った人にしか見れないものです!
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30分ほどで街まで来れました!それなりにスピードも出るし爽快感を味わえるオススメのアクティビティです!レンタルしたキックボードはケーブルカー乗り場近くの係員の人に返却します。
キックボードで下山してきたり展望台でお茶するとなると2,3時間はみておいた方が良さそうですね。
再びゴルナーグラートへ
この時点でもかなり風景を堪能したのですが、ゴルナーグラート展望台に体験型のアトラクションが楽しめる新施設がオープンしたという情報を入手したのでそこに行くことにしました!朝行った時は早すぎてオープンしていなかったみたいです。
再び駅に向かってゴルナーグラート展望台に向かいます!
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展望台に戻ってきたのですが、なんと施設は閉館中・・・。せっかく登ってきたのにやっていませんでした笑。
理由はわからなかったのですが時期の問題でしょうか?結局分からずじまいです。でもここまで来たので朝とは違う風景を楽しむことにしました。
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昼間に来ると景色が全然違いますね・・!目的は達成できませんでしたが登ってきて良かったです!
ゴルナーグラート鉄道でツェルマットまで戻りました。
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夜景
展望台から戻った後、夕食を食べて最後に街の夜景を見ることにしました。
夜の街の姿も綺麗ですよ!
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コンサートが行われていたのか、中から沢山の人が出てきていました。
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街をぐるりと周り、最後に駅の様子を見ることにしました。きたときは気付かなかったのですが、駅の壁には様々な言語で歓迎を意味する言葉が書かれていました。ちゃんと日本語もありました!
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夜の風景も堪能してツェルマット観光を終えることにしました!
出発の朝
いよいよマッターホルンとお別れする時がやってきました。次に来るときは冬に来てウィンタースポーツを楽しみたいと思っています。また、雪に覆われたツェルマットの街の姿もみてみたいです!
結構スイスの景色を見た後だったのでマッターホルン見た時の感動が薄れちゃうかもなと少し心配していたのですが全くそんなことはなく、展望台に行くたび目の前に広がる風景に圧倒された一日でした。
ツェルマットめちゃめちゃ良いところなので、皆さんもスイスを訪れる際はぜひ来ることを検討してみてください!
この後はインターラーケンに向かいますが、それはベルナーオーバーランド編でまとめたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
皆さん良い旅を!!