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スイスコロナ禍一人旅行記【氷河特急編】

皆さん、こんにちは。
前回に引き続きスイスの旅の記録をまとめていきたいと思います。

今回は氷河特急編になります。氷河特急は、スイスでも一番人気のシーニックトレインで多くの旅行会社のプランにも乗車することが組み込まれています。

今回はチケットの手配から全て個人で行ってみましたのでその辺りも含めて共有していきたいと思います。


事前準備

まず予約についてですが、好きな席を予約したいなどの要望があれば下記サイトから直接座席表をみながら予約することをおすすめします!

英語ですがそんなに複雑でも無いのですぐに購入することができると思います。氷河特急にはエクセレント、1等、2等という具合に席がグレード分けされています。

私は今回2等の席を確保しましたが特に強い要望がなければ2等で問題無いと思います!

また、氷河特急では希望する方に料理が提供されます!
せっかくなので今回料理を希望してみました!料理の希望については上記予約サイトで予約する際に希望を出します!

ここまで準備したらあとはe-チケットが印刷できるのでそれを持ってスイスに行くだけです。

では、本編スタートです!

サンモリッツ駅へ移動

サンモリッツとはここでお別れです。
素晴らしいリゾート地でした!

サンモリッツ編をご覧になりたい方は下記を参照ください。

今日は、アンデルマットまで移動するのに氷河特急に乗ります!
氷河特急はサンモリッツ〜ツェルマット間を約8時間で結んでいます。ほとんどの方は全路線走破されるみたいですが今回、中央スイスもしっかりみたいと思ったのでアンデルマットに途中下車して2回に分割乗車しました。

サンモリッツ駅に行くと既に電車が来ていました!
車両の外装が明らかに他の電車と違うのでまず間違えないと思います。

ツェルマット行きの表示を発見
パノラマ仕様になっている氷河特急の席
バー車両は真っ赤な車両なのでものすごく目立ちます
バー車両の内部、とても綺麗です。
日本ではほとんど見かけなくなりましたが、機関車が客車を引っ張るタイプです。

2等席でも十分豪華な作りで窓が大きなパノラマ仕様となっていました!
また、日本ではほぼ消滅してしまいましたが、氷河特急は機関車が客車を引っ張る昔ながらの編成なのでその辺りも日本では味わえない感覚だと思います。

サンモリッツ駅〜クール駅

そんなこんなで定刻通りに出発!
まずはクール駅に向かいます。クール駅では進行方向が逆になります。
なんでクール駅に一度向かうかというとそこまで行かないとツェルマット方面に繋がる線路に行けないようになっているからみたいで、ここが直接行けるようになるだけでもかなりの時間短縮になります。

ベルギューン駅近くの草原を走行
だんだんクールが近づいてきました
ちなみにトンネル内だとこんな感じになります。

見どころについてもクールまではベルニナ・エクスプレスと全く同じルートを通るためラントヴァッサー橋3連続ループ線となります。もっと言うと前線通しての一番のハイライトは全てこの区間に固まっています笑。

それぐらいクール〜サンモリッツ区間には見どころが集中しているところなのです。

ラントヴァッサー橋についてはベルニナエクスプレス編でも取り上げているのでここでは割愛させていただきます!2回渡りましたが感激しました!
進行方向左側の席を予約することをおすすめします!!

と電車は1時間ほどでクールに到着!
ここから進行方向を変えてツェルマットを目指します。ここからは高度を上げ投げながらのんびりとスイスの雄大な風景を駆け抜けていきます!

クール駅〜アンデルマット駅

クールを出発するとしばらくライン川のグランドキャニオンと呼ばれるライン川の大地溝帯に沿って走ります。

と同時に車内を慌ただしくなってきます。なぜならこの辺りから昼食の車内サービスの準備が始まるからです。実は氷河特急のサービスでは配膳を目の前で行ってくれます。なので最初は皿を一人一人に用意するところから始まります。揺れている電車の中でこれは結構大変なことなのですが乗組員さん達は慣れている印象でした。

ディゼンティス駅到着直前に見える教会

やがて電車は、ディゼンティス駅に到着します。この駅では機関車の入れ替え作業が行われるので20分ほど停車をします。すぐ近くに売店やお土産があるので、何か買いたい人はここで調達してしまって良いと思います!

ここまで3時間半乗りっぱなしだったのでホーム出て外の空気を吸います!

ディゼンティス駅!

せっかくだったので機関車の付け替えの様子を撮りました。

ディゼンティス駅からツェルマット駅まで客車を引っ張る機関車

ホームから車両へ戻るとなんと昼食の配膳が完了していました!
ただ、ニンジンが溢れていたりソースが席に垂れていたりして配膳の雑さは噂通りのようです笑。ただ、味はとても美味しかったので追加料金を払う価値はあると思います!

氷河特急で提供された昼食!温かくてとても美味しかったです!

その後なぜかカプチーノが出てきました・・。配膳時に席を汚してしまったからなのかは分からないのですがせっかくなのでいただきました!

食後のカプチーノ

そこから高度をさらに上げていき、やがて森林限界となり岩場が増えていきます。もうすぐ全路線中最も標高が高いオーバーアルプパスヘーエ駅です。

もうすぐオーバーアルプパスヘーエです。
オーバーアルプパスヘーエに到着

オーバーアルプパスヘーエの駅自体は周りにほとんど何も無かったです。近くにロープウェイがあったのでハイキングとかはできそうです。

ここでは対抗列車と待ち合わせを行いました。

ここまでくると後少しなのですがアンデルマット駅の一つ前の駅でも長めの停車時間があり、ここで撮影する時間がありました。これもサービスですね!あとチョコレートが全員に配られました。

雄大な風景が広がります。この山のふもとにアンデルマット駅があります。
少し角度を変えて

ここから約15分かけて山のふもとにあるアンデルマット駅まで一気に急降下していきます!一駅区間で降下していく様子は見ものです!

アンデルマットの街が見えてきました!

到着

サンモリッツ駅を出発して5時間、ようやくアンデルマット駅に到着しました!

サンモリッツから約5時間かけて到着

ツェルマットに向かう前にアンデルマットを堪能することになるのですがそれは次回になります!

クール〜サンモリッツ間だけでも氷河特急を十分に満喫できるので時間が無い人はその区間だけ乗車するというプランでも良いかもしれません。実際にそういう乗り方をしている人が何組かいました。もちろん、長距離乗車してドラマティックに変わるスイスの風景を心行くまで味わいたいという方は全路線走破することをおすすめします!一生の思い出になること間違いなしです!

ここまで読んでいただきありがとうございました!
皆さん、良い旅を!!


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