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養豚場の方から学んだ後輩の育て方
皆さんは、職場の後輩を指導する上で注意しているポイントはありますか?
今年の4月、新卒の方が入社してきたため
教育方法に関して学ぶために、外部のOJT研修の受講に行ってきました。
OJTとは・・・
”On-The-Job Training”の略で
ざっくり言うと、実際の職務現場において、上司や先輩社員が部下の指導を行う
主に新入社員育成のための教育訓練のこと
研修には様々な会社の方がいたのですが
一緒にグループレッスンをした50代のマネージャーの方からの学びが
深かったため書きます。
・後輩に注意するのが難しい
・どのよう部下を指導して良いかわからない
このような悩みを抱えている方におすすめの記事です。
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生意気な後輩に、どのように指導する?
詳細は伏せますが、OJT研修の中でざっくりと
下記のような議題について話し合う場がありました。
Q, 優秀だが雑務を蔑ろにする後輩に、あなたはどのような指導をしますか?
クラスで出てきた意見は様々。
・雑務を振る怠る理由をしっかり聞く
・話を聞いてモチベーション高く動いてくれるよう誘導する
・優秀なら雑務を他の社員にやらせ、生産性の高い仕事を優先的に振る など。
各々が考えを述べる中で、養豚場で働かれている人が
「”帰れ”の一言です。
金もらっているなら、余計なことは言わず、
やらないのなら帰らせる一択です。」
この言葉を捕捉すると、
「養豚場は直接的に命に関わる職場なので、
いかなる理由でも甘えた態度は取らせない」
とのこと。
1人を注意することで最悪その方が辞めてしまったり、帰っても
そこを補完する文化づくりはできているので
厳しく指導する、とのことでした。
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教える覚悟、責任を取る覚悟
養豚場の方の意見を通して、一番心に響いたのが
”もっと自分の仕事に責任を取る”
と言うことです。
私の新卒の方の教育面で、一番悩んでいたことは
「新人の方にどこまで求めて良いかわからない」
と言うことでした。
自身もまだまだ未熟ですが、
新卒の方は社会人になってまだ2ヶ月目。
足りない部分があったとしても、
キツく注意することで全体的な仕事のやる気まで削ぐようなことになれば
部署としての生産性が下がる。
仕事において、責任を持たせる部分と持たせない部分の線引きが曖昧なせいで
双方にとっても良くないことになっているな、と反省しました。
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山本五十六の名言
研修の中で出てきたのが、
「やってみて、言って聞かせてさせてみてほめてやらねば人は動かじ」
と言う山本五十六の言葉。
▼山本五十六さんに関しては、こちらの記事を参照してみてください
KPIで数値化して、後輩の育成に対する目標を追っているわけではありませんが
養豚場の方の意見を通して、
「今後の社会人生を戦う基礎の大事な責任を担っているんだ」
と意識すべきだと痛感しました。
せっかく新卒という社会人の基礎を築く中での指導機会があるので
教える、教えられる、という立場ではなく
協業して一緒に走れる信頼・信用関係を築いて行こう。