ソーシャルデザイン紹介 Vol.2
描き貯めていた記事があったので、数億ヶ月ぶりに更新しようと思います!
なので、半年ほど前の話ということで、時系列に頑張って追いついてください!(誰目線。)
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だーーいぶと長い間サボっている間に、いろいろあって家を追い出されたり(つい、オーナーに悪い言葉を吐いてしまった自分も悪い)たくさんの新しい出会いがあったりとドタバタな1ヶ月半でした。
さて、このドタバタ1ヶ月の中で二つ新たに気づいたことがあったんです。
1つ目は、言語の重要性です。このインスピレーションは、家を追い出された時にしたイタリア人オーナーとの喧嘩でした。
やっぱり、お互い母国語じゃない言葉で話していると、徐々に軋轢が蓄積されていって知らぬ間にとんでもない誤解が生まれているんですよね。
そして、その結果、怒りがボカンで家ギューんといった騒動が生まれたわけです。(語彙力)
しかも、生まれ育った国(イタリアと日本)も生活していたデンマークも文化は全く違うわけで、そりゃすれ違うわという始末。
で、この時のケンカで、英語力が未熟だった僕は言いたいことを100%言えずに、''I'm gonna kick you out !!!!! (この家からトンズラしやがれええええ)'' と言われるわけです。
悔しいったらあらしない。こんなわけで、英語もっと勉強しよう、言語は大切だと改めて思った高倉でした。
そして、2つ目の気づきは日本とは真逆ともいえるデンマークコミュニティの特徴で、それは「仲が良くても、お互いの年齢(スペック)を知らない」ということ。
あくまで、僕の周りのコミュニティの話ではあるが、ずっと一緒に授業を受けている友人同士ですらお互いに年齢を知らないということがあった。
日本の大学で、浪人等々で年齢の違う学生がいれば噂がすぐに広まるといった状況を体験していた僕にとっては、ほう。という感じ。
でも実は、それに関して自分の中で附に落ちる部分があって。
それは、年齢に関係なく平等主義であること、年齢が教育や立場には関係ないというマインドが当たり前となっていることがデンマークでの生活の節々から感じられるからだ。例えば、ギャップイヤーという大学入学前や就職前に取られる1年間の休憩のような期間が浸透していることは1つの例として挙げられるだろう。
こんな感じで、ここまで書いてなぜポストしていなかったのか自分の怠惰さとチャーミングさに呆れが出る。
さて、これからが本番。
今日は、デンマークのソーシャルデザインvol.2 ということで、デンマークの配慮たっぷりのゴミ箱を紹介していく。
デンマークのソーシャルグッドなゴミ箱
デンマークには、比較的たくさんのゴミ箱が町中の至る所にある。
一般的には、上写真のような黄色や黒のゴミ箱が多い。ゴミ箱にショッキングピンクな灰皿についているのが、喫煙者の多いヨーロッパならではの光景だなと思いつつ(*意外にも、OECDによるデータでは、76位日本 21.9%/93位デンマーク 18.3%でした。)
その横にある『出っ張り』に注目していただきたい。
この横の出っ張りは、ホームレスの人が手を突っ込まずに済むように、缶置きとしての役割を果たしている。これは、市民からの提案で生まれた仕組みだという点も平等を目指すデンマークらしい在り方だ。
詳しくは、EPOCH MAKERSの記事を読んでいただきたいのだが、この缶が割と高額なお金に変わり、ホームレスや生活に苦しむ人々の生活を助ける。
実は、デンマークの飲料は、容器とリサイクル代が上乗せされた料金で販売されている。そして、スーパーマーケットに行くと、その容器をお金(スーパーで使える割引券)に両替できる仕組みが整っている。
これは、まさに生活に余裕がある人が''自然と''弱者を助けることができるソーシャルデザインだと思う。
仕組みを整えることで ''自然と'' 誰もがこのソーシャルデザインに関われていることが一番のソーシャルデザインであろう。
もしかしたら、自分が誰かの生活の役に立っているという実感を持って生活している人は少ないかもしれない。だが、実際にはあなたの「ふとした日常の行動」が誰かの生活を支えていて、さらに缶をゴミ箱横の缶置き場に置くことで、優しさまで届けることができる。
このように、誰かが ''自然と'' 誰かを支える仕組みを整える力がソーシャルデザインにはある。ほんの少しの機転が、より良い社会に繋がるという点でソーシャルデザインはやはり社会をより良くする。
誰もが、気負いなく自然と誰かを支えるような仕組みをもっと増やすことができれば。
その一歩目を担いたいという想いは、常に心のどこかにいる。
スマートゴミ箱
そして、ITの国デンマークには機能的な工夫が備わったゴミ箱もある。例えば、都市部などゴミが溜まりやすいとされる場所では、センサーを用いてゴミがどれくらい溜まっているのかを感知できるゴミ箱などがある。そうすることで、ゴミ収集の効率UPと走行量を減らす事でCO2削減、つまり、エコにつながるというわけだ。(carbon neutrality in 2025.)
(*写真は、ノルウェーのスマートゴミ箱)
このように、たかがゴミ箱、されどゴミ箱。
与えうる影響やムーブメントの大きさは計り知れない。
大分と期間が空いてのソーシャルデザインvol.2となりましたが、読み進めていただきありがとうございました!
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