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枠に囚われすぎていませんか?
革新的なアイデアで人を驚かせてみたい。
だけど、そんなの無理に決まってる。
自分らしく表現したい。
だけど、間違えるのが怖い。
私は枠からはみ出ることを恐れていた。
「ある型」思考と「ない型」思考
『具体と抽象』の著者である細谷功さんの新刊『有と無 ―見え方の違いで対立する二つの世界観』を読んで、「ものの見方」が180度変わった。
私たちの「ものの見方」には、突き詰めれば大きく2つのタイプ、すなわち「ある型」思考と「ない型」思考があるという。
問1 家にあるものをリストアップしてください(30秒間)
問2 家にないものをリストアップしてください(30秒間)
上記の2つの問いに対して考えてみると、問1「家にあるもの」の方が考えやすいと感じるのではないだろうか。
下図の通り、「あるもの」はすぐに思い浮かぶが、実態としては「あるもの」よりも「ないもの」の方が圧倒的に多く、際限なく広がっている。
「あるもの」が”地球”で「ないもの」が”宇宙”みたいな関係性。
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「ある型」の思考回路とは、大多数の人が持っている「あるもの」に目を向ける発想。
具体的で、経験や過去の知識が重視されるため、「自分中心視点」になる。
「ない型」の思考回路とは、少数の人が持っている「ないもの」まで視野に入れる発想。
抽象的で、思考力が重視されるため、メタ認知の能力が求められる。
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この両者間の「ギャップや認知の歪み」が世界を動かしていると著者は説く。
書籍では具体例を用いて丁寧に説明されているため、興味があればぜひ読んでみてほしい。
枠の外にこそ可能性が広がっている
私はこれまで「ある型」思考の枠に囚われすぎていた。
解答用紙の枠の中に模範解答を書き込むように。
マニュアルが嫌いだけど、あると安心するように。
新しいことを始める前に前例を探してしまうように。
本当は枠なんかなくて、枠の外には無限の可能性が広がっている。
自分が思いつく事なんてどうせ誰かがもうやってる。
そうやって勝手に限界を決めているのは自分自身。
「枠に囚われている」という前提に立つこと。
今はないけど、あったらワクワクするものを探してみよう。
ドラえもんはまだいなくても、AIの時代が到来している。
最初は誰にも共感されないかもしれない。
でも、それこそが枠の外に出ている証拠。
「ない型」思考のはじまりだ。
東海地方ゆかりの発明家の言葉が思い出される。
「障子を開けてみよ。外は広いぞ。」
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
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