それぞれの人生の課題。禿げるまで悩め。【夜明けのはざま┃町田そのこ】
先日とても久しぶり(春ぶり?)に図書館へ行った。このタイミングがとてもラッキーで、図書館の長期休暇により1か月以上借りられる!
そうとなったら気合を入れて、館内を徘徊して9冊抱えて帰ってきた。そのうちの1冊
町田そのこさん「夜明けのはざま」
まったく予備知識なく、数ページ読んで借りてきたけど
読み進めるうちに、これは手元に置いておきたいぞ・・と
結局買いました。
ざっと内容は以下。(帯より。)
葬儀社が舞台ということで、もちろん「生と死」を扱うシーンもあるのだけど、それより私が強く感じたことは「性の押し付け」について。
性の押し付けについて考えさせられた
離婚した夫婦が、予期せぬ再会で内省してゆく
結婚を見据えたカップルが、価値観のすり合わせにもがく
どちらも、思い当たる節はないでしょうか・・・・・
私は、女性性を押し付けるような考えや意見に、嫌悪感を抱きます。
「女らしく」「女としての立ち居振る舞い」「女は愛嬌」
これ、女性自身が能動的に楽しんでやっていればいいんです。
でも異性から言われようもんなら、うるせー!って心の中で思ってます。
古いおじさんは黙ってろー!ってね。
しかし一方でですよ。
パートナーに、無意識的に男性性を求めているなと
この本を読んではっとしました。
私より強いことが当たり前になったり、
私は甘えてもいいと無意識的に思っていたり、
頼れるパートナー、「理想の男性像」を描いているなと。
「いつでも女らしくいてほしい」なんて言われたらすごく窮屈だろうに、私は無意識に「いつでも男らしく」を求めていなかった・・?
価値観って、
育った環境や出会った人や経験でできてきているものだと思うの。
これが自分で認識できる「顕在意識の価値観」だったら
相手とすり合わせる必要性にも気づけるし、
私はこういう価値観を持っているって表現することもできる。
ただし「潜在意識の価値観」だと、
押し付けていることに気づけないのよ・・・・
当たり前のことのようで、
自省することはわたしの中にたくさんあり
大きな気づきをもらいました。
まぁ、完璧はいつ何時も難しいんだけどね。
だから、人と生きていくというのは
ぶつかりながら、削りながら₍?₎、まあるくフィットしていけばいいなと。おばあちゃんになるころには。
この本は、恋愛、パートナー、性のテーマだけでなく家族や友情、生と死が描かれている。
このnote、感想を書いているうちに私の心の内をさらけ出すことになってしまったので一部有料にしようかとても悩んだ。
たくさんの方に読んでいただきたいという思いと、クローズドで私の素直な部分を書きたいという思いで葛藤。
ただしまだ始めて2日目、しかもどこにも宣伝していないnoteを有料にしたところで..!;
結果、素直に書いてそのまま出しました。
お手柔らかに。