はるから日誌_08 一箱古本市@Readin’Writin’BOOKSTORE!
こんにちは。心をマッサージするような一冊をお届けする本屋「はるから書店 」です。
先日、田原町にある本屋さん「Readin’ Writin’ BOOKSTORE」の一箱古本市に参加してきました。
1. 会場は畳!お座敷古本市
高い天井と窓ガラスが印象的な店内の中二階が会場。実は畳敷きのお座敷になっているんです。畳の上に座るのって久しぶり!板の間の上だと疲れてしまうのに、畳だとつかれないのは何故でしょう?
この日の参加者は「ボム書店」さんと「ごーすと書房」さん。あみだくじで場所を決めて(私は1番最後だったので、自動的に)真ん中のポジションになりました。お二人はご自身で詩や小説を書いているのだとか。色々と創作活動の裏話もお聞き出来て興味深かったです。
2. 店主・落合さん
1階には次から次へとお客さんがやってきます。さすが人気の本屋さん。前回初めてお店に来たとき、本のラインナップにすっかり心奪われてしまい、あの本この本、と次々と読みたい本が見つかって大変だったんですよね……とブツブツ考えながらつい階下のフロアへ。
店主の落合博さんは、元新聞記者さん。会社を退職して本屋を始めるまでのことを書かれたご著書『新聞記者、本屋になる』も出版されています。手の空いていそうなタイミングを見計らって色々と質問をすると、「ここに行ってみるといいですよ」といくつかの本屋さんを教えてくれました。ほかにも、お店と生活の両立や、レジ周りのこと、気さくにお話してくださって嬉しかったです。
3. いらっしゃいませ!
そうこうしているうちに、1冊目の本をご購入いただきました。『面白く読めてビジネスにも効く 日本のしくじり史』です。「日本史お好きなんですか?」と聞くと「いえ、苦手なのでこういう本を読んで知ろうかと……」そのお気持ち分かります。学校の授業も、先生が余談として話したエピソードがきっかけで覚えた事とかもあったような。
今回は、「生き方」とか「仕事」をキーワードに本を選んで持って行きました。これは私の個人的な感じ方かもしれませんが、秋ってそういうことを考えやすい季節のような気がするんです。春のように世間が大きく動く季節ではないから、ちょっと自分と向き合ってみたり、これからのことに想いを馳せるのにちょうどいい気がするんですよね。そんなとき傍らにあったら、心や頭がほぐれそうな本を集めてみました。
4. 本屋の在り方
おやおや?何やら大事そうに箱を持った女性がやってきました。どうやら近くの「レモンパイ」が評判のお店で、ケーキを購入してきたようです。店主の落合さんが丁寧に珈琲を淹れて、そこはひととき素敵なカフェに。お店のご近所付き合いといったところなのでしょうか。このエピソードは落合さんのご著書にも書かれていたので、思わず「本当だ~!」と心の中で拍手してしまいした。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、閉店の時間です。やっぱりこうして本屋で実際に1日過ごしてみると、すれ違いも含めて様々な人と出会えるものだなと感じます。私は以前公共図書館で働いていたのですが、図書館と本屋さんでは、またちょっと人との関わり方が違うような気がします。まだそのあたり、うまく言葉にはできないのですが。
近所に人気のカフェもあり、遠方から来られている方も多くいるように見えましたが、自転車や徒歩でふらりとお店に来た(寄った、と言ってもいいのかもしれません)お客さんも多く、街の中でどう存在するかということも、実店舗では大切なことなのだろうなと想像しました。
夏が終わる秋の入り口、実りある1日でした。「Readin’ Writin’ BOOKSTORE」の落合さん、お世話になりました。来てくださった方、どうもありがとうございました!
これからのはるから
・10月9日(日)「千石ブックメルカード一箱古本市」に参加します。詳細はまた後日インスタでお知らせします。
・7月、東京・府中市の「LIGHT UP LOBBY」に、2つ目のはるから書店がオープンしました。ぜひ遊びにいらしてください。
・下北沢「BOOKSHOP TRAVELLER」も変わらず元気に営業中です!