【V系】マツコの知らないヴィジュアル系バンドの世界~紹介されなかったけどトレンド入りしたPIERROT~
本日の放送楽しみにしておりました!
藤谷さんお疲れさまでした!
大変楽しませていただきました。
日常と戦うために非日常を愛する
素敵な言葉が出てました。
ヴィジュアル系バンドってテレビにもあったように
本当に多岐にわたっているし、音楽ジャンルとして定義するのは
難しいと思うのだけれど
確かに「非日常」を見せてくれる場所だと思うんです。
辛いも日常もライブに行くと忘れることができる。
エンターテインメントのひとつのジャンルだと思ってます。
だけれど、私が彼らに強く想いを寄せるのは
同時に心の奥にある苦しみとか痛みとか悲しみとか孤独を
歌っている曲がすごく多いから
個人的に今回出演されていた藤谷さんほどではないけれど、
私もかなり多くのバンドを好きになって、
それはやはり思春期と呼ばれる時期からで
運よく関東地方に住んでいた私は
まるでライブハウスに住んでいるかな?というくらい通っていました。
沢山のバンドに会う中で、
痛い苦しい孤独辛い悲しいを歌ってるバンドは本当に多い。
そして作家さんやアーティストにはもともと多いのかもですが、
化粧で怖そうと思われがちなV系バンドのバンドマンもやっぱり
本当に繊細な方が多い様にも思います。
歌詞を書いている方は特に。
今回の紹介では出てこなかったけれど、
私がとても大好きだったバンドの一つにPIERROTというバンドがいました。
最初に聞いた曲名は「自殺の理由」
当時、学校に行けなくなって、未来が見えなくて、
毎日死にたいとばかり願っていた私に、この曲のタイトルは衝撃でした
そして歌詞にちりばめられた言葉たち
否定された存在、ほんの少しでいい生きる意味を知れたら、
もうこのまま支える足が落ちる、言葉も空白になる
光が全くない言葉たち。
「元気出して、がんばって、大丈夫だよ」
毎日そんな言葉ばかり聞こえてきて、だけれど何一つ届かなかった私に、
とてつもなく寄り添ってくれました。
彼らの歌は。悲しい言葉も辛い言葉も多くて、
でも決して死を選ばせない強さがあります。
そして圧倒的な世界を作るライブ。
カリスマであるボーカルのキリトさんに合わせて皆が同じ動きをする
その光景はきっとこの先も忘れることはない異様な風景
これこそ非日常。。。
私は彼らのライブに救いを求めていたんだと思います。
目の前の辛い現実を生きるために
それを逃げととらえる人もたぶん多くいるでしょう。
でもその場所が私にはありがたかった。
キリトさん自身も弱い人間だというのはたぶん
ファンの中では周知の事実だと思います。
そんな彼が圧倒的なカリスマを演じてくれていた場所
それがPIERROTというバンドでした。
あの時の私は確かに彼らに支えられていたように思います。
V系の魅力はいろいろあると思うのですが、
私は他のバンドも含めて、
音とともに発せられる彼らの言葉が好きです。
等身大じゃない非日常を見せてくれる
彼らから発せられる彼らの中の日常の痛い苦しい孤独辛い悲しい
いつか浄化されるように歌い続けてほしい。
そしてこれからも、誰かの支えであってほしい。
(ちなみにPIERROTは現在は活動してないけれど、メンバーみんな
今でも音を奏でてくれています)