275.ビジョンや未来を「描く」こと
ビジョンは何か?
と問われて即答できる人は少ないかもしれません。
なぜ即答できないかと言われると、難しいから、ではないと思います。
聞いたこともない方程式を使わないと答えが出ないわけではありません。
単純に、考えたことがないからだと思っています。
さて、たくさんの人と関わるにつれて、こうしたビジョンを描くこと、明示することが必要不可欠になってきました。
あなたが何者で、何をしていて、どんな人間なのかという自己紹介も大切ですが。
どこを目指して、何を実現させたくて、何者になりたいと思っている人間なのか、そういった未来を示すことが、たくさんの人と共に生きるために必要なことだと、感じてきています。
「描く」という表現
未来もビジョンも「描く」といいます。
他にも言い方があるかもしれませんが、僕はこの「描く」という表現はとても好きです。
書き記すとか綴るとか、紡ぐとかいろんなかっこつけた言葉はありますが、「描く」というのはシンプルですね。
ビジョンは色がついて動き出す映像が見えるほど明確にしよう、と学んできました。
その場合、まるで絵を描くように、ビジョンを描くんだと。
自分が10年後何かしらの目標を成し遂げている姿を、鮮明に、色鮮やかに、描く。
そして大切なことが、この映像がいかに多くの人と共有できるか、
です。
描いたビジョンは独り占めしない
めちゃくちゃ綺麗な映像が思い描けたぞ、となったら次はそれを多くの人と共有してみることをやってみます。
必須ではないです。
ビジョンを語らずとも別に何も変わりませんが、つまり何も変わらないのです。
人生をもっと豊かにしようとか、こういう人たちと何かしたいなとか、これからも仲良くしたいなとか、理由はなんでもいいですが、自分という人間と長く付き合っていくのであれば、自分のこの先を相手に伝えた方がより強固な関係性になるだろうな、と思うのです。
どうなりたいのか。
誰と、何を成し遂げたいのか。
テレビの先の有名人が語っているのと同じ感覚では、伝わるというより知ってもらう、というだけです。
自分が、あなたと、こういう未来を描いている。
まるでプロポーズのようかもしれません。
ただ、それで未来にワクワクできるようになったら、一歩踏み出すきっかけになったのなら、何度でもプロポーズをしてもいいんじゃないか、と思います。
胸に秘めた自分の想いを、言葉にしているでしょうか。
言葉にして、誰かに伝えているでしょうか。
伝えた人の心は、動いているでしょうか。
僕は、物語という媒体を通して人の心を動かす人間になりたいです。
物語には、小説や啓発本、こうしたブログを通して広範囲に伝えられます。
あとは、心が動くに相応しい自分であること。
手が届かないぐらい遠くへは、いずれ本なりブログなりが僕の物語を運んでくれますから。
せめて手の届く範囲ぐらいは、自分の想いとビジョンで人が動き出すような影響力を身につけていきたい。
そう思って、日々チャレンジと失敗を繰り返しています。
何度でも、何度でも。
明確に、鮮明に。
描き続けます。
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