474.機能ではなく「価値」を売れ
人は製品や売りたい物やサービスの機能には興味がない。
人々に必要なのは、そのものの価値である。
物やサービスがあなたに何をしてくれるのか、これにしか興味はない。
性能がどれほど素晴らしい物であるか、機能がいかに優れているか、そんなものはユーザーにとって全く必要のない情報である。
上記のポストの話をどこかで聞いたことがあるなと思ったら、下記の動画だった。
無意識のうちに、機能ばかりフォーカスしている発信が非常に多いのではないだろうか。
自社製品の良いところ。
この商品がいかに他の商品よりも優れているか。
従来の○○倍。
○○はこんな効果が見込める。
興味がない情報をいくら並べても、誰にも何も刺さらない。
発信していないと同義といっても過言ではない。
あなたが発信したいことを発信しても、あまり意味がないのである。
iPodのストレージが何ギガだろうと、従来のモデルよりも何倍の性能になろうと、「ポケットに1000曲を」というフレーズから描かれるユーザーの想像を超えることはできない。
結局は、その先には人がいるという観点を無視しては、どれほど優秀なメッセージだとしても誰の元にも届くことはない。
あなたのその発信は、誰に向けているだろうか?
人がいるということを忘れてはいないだろうか?
そもそもあなたはその発信を街中で見かけて、どう思うだろうか?
人々に必要なのは、機能ではない。
価値なのだ。
機能は生活を変えてくれない。
価値が、人の生活を変える。
発信しようとしている何かは、どんな価値があるのだろう?
機能を発信しようとしていないだろうか?
それは人にとって、どんな価値となるのだろうか。
それの何が生活を豊かにしてくれるのだろうか。
発信の仕方を考えるのではなく、より良い文章を考えるのでもなく、届く先の「人」を考える。
人を考えた発信をしよう。
それだけで、届く先は大きく広がっていくだろうと思っている。