403.ポストスマートフォンとなり得るか?AIデバイス「rabbit r1」が世界に与える影響
先日、世界最大のテクノロジー見本市「CES 2024」にて衝撃的な発表がありました。
音声で指示するだけで、アプリを代わりに操作してタスクを実行してくれるAIデバイス「rabbit r1」という製品です。
とうとうデバイスに触れて操作するという時代も終わるのかもしれません。
「rabbit r1」から始まる、デバイスの新たな変遷。
一体どのような未来が予想できるでしょうか。
AIデバイス「rabbit r1」は音声で指示を出す
r1自体はアプリを持っていません。
側面のボタンを押して話しかけるだけで、どのような処理を行うべきかを独自のAIが判断して機能するとのこと。
様々な機能を有したスマートフォンの複雑性を排除して、非常にシンプルな使い勝手を重視しているように感じます。
また他社の様々なWebサービスにログインして連携し、音楽を流したり何か商品を注文できたりなどできるようになるそうです。
AIデバイス「rabbit r1」はスマートフォンのポストとなり得るか
現段階ではスマートフォンの代わりに今すぐなることは考え難いです。
ただそれはあまりにスマートフォンの自由度が上がり、複雑性が増しているから。
将来的に「rabbit r1」があれば十分、と思える未来も訪れるかもしれません。
今、身近な音声操作といえな、せいぜいSiriやGoogle アシスタントに話しかける程度のことです。
「rabbit r1」は恐らく想像以上のタスクをこなせるようになっていくでしょう。
LLM(大規模言語モデル)と併せ、独自開発したLAM(大規模アクションモデル)を掛け合わせて、これからとんでもないスピードで進化していくことが考えられます。
まるでiPhoneの初代が出た頃のような現象が近い未来に起こっていくでしょう。
そのときのガラケーやPHSを持っている人が今やスマートフォンを使いこなしているように、5年後ぐらいの未来では当たり前になっているかもしれませんね。
孫正義氏の昨年の講演でも感じましたが、AIは未来のインフラになると思っています。
電気や車が出たばかりの時代に、危険だとか使いこなせないとか今でも十分だと言っていた人がいたように、AIも同じような反応の今使わないとダメだと、とても強烈に説かれています。
AIの情報を収集するだけでなく、可能な範囲で実際に触れてみる。
これは今の人類に必須だと思っています。
AIデバイスが創り出す未来
ゆくゆくは、デバイスそのものがなくなるだろうと予想しています。
ただの音声入力から本格的な会話ができるようになり、身体の動きや考えるだけで何かが動き出す、あるいはAIが先に予想して自分の行動の補助がされていく、いつになるかわかりませんが、そうした世界がやってくると考えています。
Chat GPTの出現で一般に広く知り渡り始めたAIの活用。
Chat GPTは万能のツールではなく「めちゃくちゃ頭のいい友人」だという立ち位置で捉えるといいそうです。
Chat GPTに限らず、しばらくの間AIは人間を補助するというポジションで考えると、うまく付き合っていけるのではないかと考えています。
僕もこのnoteは全部手書きなのですが、他で記事を書くときはChat GPTやBardなど活用しています。
今や画像だけでなくスライドやショート動画、音楽まで作成できます。
「rabbit r1」の登場も、よりAIの進化に拍車がかかる一手だと思います。
今後も注目し続けていきます。