不器用なはなし。
定期的に働くことにトラウマを植え付けられた職場のことを思い出す。
嫌な記憶はなかなか忘れないもので。
それ以前は一人の職場が多くて。
どうしようもなくいたたまれなくなって、地面に寝そべってしまったりしていた。
ただ単に何もすることがなく、一人でいることに耐えられなくなることが幾度となくあった。
なにか他の仕事をすればよかったとも思うのだが、勝手に始めていい作業がなかったこと、仕事に関係ない作業をすることが私の性格上難しかったことがあり、ただ頭がどうにかなりそうな状況になっただけだった。
保守管理なんてきっとできないわ、ほんと。
学生時代も内職ができなくて。
単純にバレてしまうんじゃないか、やってはいけないことをしているんじゃないかという罪の意識があって。
働いてからもネットで仕事と関係ないことを調べることすらなかなか気楽に出来ない。
今は少し出来るようになって。
やっと精神が柔軟に少しだけなったのかもしれない。
今の職種の前の職種も、やることがほとんどなかった。
その時も保守管理みたいな仕事が多くて。
主に働き始めるまでの時間は誰とも会わずにできることといえばネットをみることくらい。
その職も契約社員は休職システムがないからという理由で診断書を提出したらいきなり辞めることになったからもうその業界には戻れないのかなと思っている。
実は高校生の頃から憧れていた職業だったので、未練がないわけではない。
ただただ不器用だったのだ。