なのはな
公園に菜の花
小さな公園の小さな一角だけど、黄色い花が揺れるとなんだか・・うん、ものがたりの世界。
いちめんのなのはな・・・と繰り返す詩がある。
ああ、いつか書いてみたいなぁ・・と思ったものだが、或る日見た画帖(書は画とはいわないのか?)に、大家が・それも巻頭の方に載せているのを発見、その詩に感動した自分をほめてはあげたけど、それきり、書くのは止めてしまった。
大家というだけあって、それはすてきな世界であったのだ。
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
風は届いたかしらん。
となりにセマム。
『セマム』と書いてから、何だか名前が短すぎる、と、気づく。
グーグルレンズに聞いてやったら、クリサンセマムchrysanthemumと答えてよこした。栗山さんかぁ、と思い至る。
クリサンセマム、という商品名の横に「ノースボール」ともあった。
そういえば、こちらの名前もうっすらと記憶にある。
この、クリサンセマム、札幌の花壇、と言っても、近所の人とか・・・私の記憶は限られているのだけど・・・縁取りに使う人が多かった。
マーガレットは冬越し出来ないので、秋に掘り上げないといけないのだが、こちらは冬越しして、春早くから咲いてくれるのだった。
と。この辺まで思い出して、何だか脳の片りんがチカチカする感じが・・・
昔、英語の先生が、一番長い単語は菊なんだよ、と教えてくれた。それって、何だか嫌な予感。グーグル翻訳で出してみたら、それも「クリサンセマム」だった。
早い者勝ちとはいえ、輪菊などを押さえてのお名前使用。
まぁ。
ノースボールは無邪気に咲いて、私に笑いかけてくる。
そう、名前は関係ないものね。
さあ、今日を始めよう。