
バスク食い倒れの旅③食×サステナビリティを語る上で行かなくてはならない場所。Azurmendi ☆☆☆☘
こんにちは!ぱるです。
サステナビリティとレストランに向きあいだしてから、ずーーーーーっと行ってみたかった場所、私の夢でも、目標でもあり、今回の旅の最大イベントでもあるあのお店に行ってきました…。それは…
Azurmendi(アズルメンディ)
いくつも記事やブログを読んで、シェフのインタビューを聞いて、本当に行きたいと思っていたAzurmendi。思い描いていた以上のスペシャルな”experience"でした。
長くなりそうなので、何部かに分けてお届けします!
1.どんなレストラン?行き方は?
Azurmendiはスペイン・バスク地方の主要都市、ビルバオから車で数十分いったところにあるレストランです。ワールドベストレストラン50のサステナブルアワードを二度も受賞し、ミシュランでは3つ星を獲得。とんでもなくすごいレストランです。
今回私はビルバオから電車とバスを乗り継いで行きました。
旧市街にほど近いCasco Viejo駅から、Lezama行の電車にのり、約30分で終点のLezama駅に到着します。
電車はとてもきれいで治安もよさそうでした。
終点の駅からは、徒歩3分ほどのところにあるバス停からバスで移動します。ですが、降ろされたのは、
こんな道💦人も車もない田舎道を30分ほどさまよいました。
途中はこんな感じで歩道なし。晴れていたので良かったですが、雨だと視界も悪く危ないです。ですので、心から、タクシーか車をお勧めします。
ビルバオ市内からタクシーでくれば数十分で済みますし、節約したい場合も、Lezama駅でUberを呼んだ方が絶対に良いです。💦
私はお店までの急斜面もヒールで歩きました💦きつかったー。
でも途中にブドウ畑や羊、ヤギ、アヒルなんかもいたりして、面白い!
そして見えてきたのが、
こちら。ガラス張りの温室のような建物がAzurmendiです。
お店の前には、ゲルニカのナラの木が植えられています。バスクの自由と文化の象徴だそうで、これを将来まで守りたい、という想いを込めて植えられているそうです。
ドアを開ける瞬間、胸が高鳴ります…!
2.ピクニックとグリーンハウスでの”Experience"
ドアを開け、まず目に飛び込んでくるのは、
この巨大なグリーンハウスです。ここでは立ったまま、ピクニックを楽しみます。
かわいい!!
バスクの唐辛子を使ったアミューズ。私のお気に入りは、左下のブリオッシュ!さくふわの生地がたまらない…。右上のドリンクは、バスクの伝統ビールをアレンジしたものだとか。辛味、苦味、酸味が強めで、食欲をわかせてきます!
こんなかわいいバスケットを、緑いっぱいの空間の中で楽しめるなんて、ずるい…。ずる過ぎる…。ウキウキしないわけがない。(テンションぶち上げです)感覚的には、ディズニーのジャングルクルーズとか、植物園とかに入って、わー!って圧倒されているところで美味しいもの食べる感じ。至高。
ピクニックを終えると、奥のキッチンへ案内されます。そこでは、目の前で、卵黄にトリュフを注入して、料理を完成させてくれます。
これ目当てのお客さんも多いため、オープンからレシピを変えていないのだとか。
こちらはトリュフのマカロンと、柑橘系の…(なんだっけ💦)ドリンクです。実はこの時、キッチンに入れていることにワクワクドキドキしてしまい、あんまり料理どころじゃなかったんです…。キッチンの様子は動画でとってありますが、、noteには挿入できないようで、残念。
そしてお次は、グリーンハウスに移り、アミューズが続きます。(ここから動画しかなくて画質荒いです!)
まずが、バラといちごのアイスのようなクリームのようなアミューズ。本物のバラに混じって、プランターの中の一つ植えられているものを頂きます。なんか本当に不思議な体験…♡と同時に、超絶紳士のサービスマンにバラを渡されるお姫様みたいな気分にも♡
次が、タイムなどのハーブとあわせ、7日間だけ熟成させたシードル。メープルシロップのような濃ゆい甘みを感じます。
そしてその次が、ムレットというお魚の燻製です。ふわふわ…。
こちらは、いくらと海苔!シェフのエネコ氏は、日本の食文化への造詣が深く、Azurmendiの料理のあちらこちらに日本的要素がちりばめられています。ライムやオレンジのジュースで漬けられたいくらは、香りも豊かでした。
グリーンハウスの最後がこちら。パッションフルーツジュースで出来た、、、なんていうんだろう。忘れてしまいましたが、口いっぱいにパッションフルーツのさわやかな甘みと酸味が広がったことはたしか!可愛い見た目にも大満足です。
ここまでで、すでに新鮮さと驚きで圧倒されていますが、まだまだ序盤。お料理や空間のすばらしさもさることながら、サービスも本当に素晴らしい。まるで、Azurmendiという特別な旅の”案内人”というところでしょうか...。緊張気味の私でしたが、その都度、Do you like it? Do you enjoy madame? と声をかけてくれることに加え、ワードチョイスも抜群。
”食事”ではなく"Experience"=”経験”だったり、explore, journeyなどの言葉遣い。単なる食事を超えた体験ができるのは、彼らのホスピタリティあってこそなのだなあと強く実感しました。
ここから、メインダイニングに移動して、Azurmendiでのexperienceは続きます。
長くなったので、この続きはまた別の記事に…。