マガジンのカバー画像

私暦・縁起こと

18
暦が好きです
運営しているクリエイター

2021年3月の記事一覧

今日もありがとうございます

今日もありがとうございます

春のお彼岸、忙しくしてて今日やっと牡丹餅。

近い人とのお別れではなく、遠い全く知らないはずのある人の姿を見て、号泣したことがあります。
まだ若い10代、今よりももっと感受性が強く、夕日がさしてて、涙が止まらなくて、帰り道、沢山の人が歩く商店街でぐしゃぐしゃに泣いて涙で視界が塞がれて、すれ違う誰のことも見えなかったこと。
「そんな景色は違う。人の未来はそうじゃない」

シチュエーションの捉え方はい

もっとみる
紫の一瞬の輝き

紫の一瞬の輝き

小豆を煮る時思い出すのが、
吉祥寺、小ざさ社長 稲垣篤子さん著「1坪の奇跡」

この本を読んだ時、足元にも及ばない仕事への姿勢
に頭が下がる思い、そして以下の文も含めて 
とてもいい とでもいいな 、と記憶しています。

本物の味には及ばなくても、
気持ちが不思議なほどにスッキリする、というのは
やりたいことがやれた時に吹いてくる風、
のように思わせてもらえるなら、
それなら、それは小さなことで良

もっとみる
小豆週間

小豆週間

1月、鏡開きのお汁粉に毎年小豆を煮るのですが今年は餡があったので省略した作業、一年に一度の小豆炊き。2021年は春分のぼた餅に向けて今週を小豆週間に。

新春、立春が好きなのに春分はといわると私は名前に春がつくのでなんだか分刻みにされる感じがして、春のお彼岸のあたりのことをぼた餅の季節と呼んでいます。
棚からぼた餅、いわゆる棚ぼた。
昔の人は棚からぼた餅が落ちてきただけで幸運だ、
と思えたなんてな

もっとみる
来年のミーティング

来年のミーティング

本日 おひなさま お見送り。

烏帽子を脱いだお内裏様のお気持ちを察して
お雛様が何かささやかれている。

そのあと

装束の胸に何かのぞいてるのが見えて
「ずっと私の扇子がなくて探してたのよ!
これまで 代わりのもの 持ってたけど、」

「お、おい、濡れ衣だよ!これは俺の、」
「俺の何なのよ。」
「わからんけど俺の持ち物。」
らしいのです。確かにしっかり挟まれてとれない。
それにお雛様の桧扇はも

もっとみる
前途を祝す

前途を祝す

テーブルコーディネーターの横瀬多美保さんが素敵な空間を色づけられてることに憧れていました。
うちにも祖母から孫へ、娘の節句に揃えて頂いたお雛様や頂戴した飾りがあり、どれもとても好きなのですが、自分で作ってみたいと思えたのは

この木作りであたたかい姿。

建築の仕事柄、土台となる木はあるし、ちょっと彫りや細工がブキッチョになっても衣装や飾りでカバーできるかもしれないから、もしかして作れるかも

もっとみる