プライドと偏見
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
2005年のイギリス/フランス/アメリカ映画。イギリスの作家、ジェーン・オースティンの小説『高慢と偏見』(Pride and Prejudice)が原作のラブ・ロマンス作品です。
さあ、淑女のみなさま♩
わたくしたちの大好きな Mr. ダーシーですよ~!♡笑
長く愛される小説の映画化
『高慢と偏見』は英国の名著として長く愛されている小説。なので、これまでに何度も映像化されています。本作の他にも、コリン・ファース主演のBBCドラマ(1995年)などがありましたね。
わたしは英国が大好きなので、BBC版『高慢と偏見』ももちろん観ました!(これについては、また別の機会に)
・・・
今回ご紹介するのは、キーラ・ナイトレイ主演の「映画」版。2005年の作品です。
知っていると良い、英国マメ知識
〇『高慢と偏見』とは?
ざっくり言うと、18~19世紀のイギリスの田舎町を舞台に、ジェントリ層(後述)の若い男女が、すれ違いや誤解を経て恋するお話です。
○ ジェントリ層
地主階級。不労所得で暮らしている上流階級ではあるが、貴族より身分が低いとされる。
○ 財産の相続
当時のイギリスでは、一家の財産は男性1名だけが相続する制度になっていました(詳しくは「限嗣相続」(げんしそうぞく)で検索!)。
子が女性しかいない家の場合は、父の死後、遠縁にあたる男性がすべての財産を相続することになります。女性には相続権がなかったのですね。
それゆえ、母や娘たちにとって、当主である父が亡くなった後も路頭に迷わず生きてゆくためには、“財産のある家柄の男性と結婚できるかどうか” は死活問題――という社会背景がありました。
ベネット家の人々
まずは、物語に登場するベネット家の五人姉妹をご紹介します。
○ 長女/ジェーン:美人で優しい。人を疑わない。
○ 次女/リジー :主人公。本好きで聡明。ちょっと勝気。
○ 三女/メアリー:ピアノが上手。華はなく、地味。
○ 四女/キティ :おバカさん。笑
○ 五女/リディア:おバカさん。笑
ストーリーは、キーラ・ナイトレイ演じる主人公エリザベス(愛称リジー)と長女ジェーンの恋愛や結婚話を中心に展開してゆきます。
恋のお相手、Mr. ダーシー♡
こちらがリジーの恋のお相手、Mr. ダーシー。(Oh! 胸毛……!笑)
本作ではマシュー・マクファディンが演じています。
有名な恋愛物語の主役ということで、女性にとても人気のあるキャラクターですよね。シャイで純情なダーシー様♩ 彼の “もどかしい” 愛情表現に
/
ああっ!(悶) ほら今っ! 愛の告白して! 早くっ!!
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と萌え萌えする女性陣は、多いのでは?笑
「Mr. ダーシー」というキャラクターが、もはやロマンティックな恋愛の「理想の相手」を表す代名詞のようにもなっています。
例えるなら、月9ドラマ全盛時代『ロンバケ』のキムタク?
それとも、『キャンディ・キャンディ』のアンソニー? いや、テリィかな?
……う~ん、どれも例えが古い。笑
『ブリジット・ジョーンズの日記』のダーシーさんは、この「Mr. ダーシー」がモデルになっていて、配役も BBC版で Mr. ダーシー役を演じたコリン・ファースをキャスティングした――というのは有名なお話。
ロマンティックな世界に浸りたい!
美しい英国カントリーサイドの風景。エレガントな邸宅の家具やインテリア。ドレス。舞踏会。上流階級のお作法や挨拶の仕方。紳士的なジェントルマン――。まさに少女時代に憧れた “お姫様ごっこ” の世界です♡
ロマンティックな世界に、うっとり浸りましょう~!
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