![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23974888/rectangle_large_type_2_0f964a36206d64fee14109153bededc2.jpg?width=1200)
天使のくれた時間
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
たまたまTVでやっていた『天使のくれた時間』を観た。何も知らないで観たけれど、いいお話でした。クリスマス、別の人生…ときて、『素晴らしき哉、人生!』に似てるなぁ、なんて思っていたら、やはりモチーフになっているそう。主人公の奥さんが、本当に可愛い、良い奥さんでした。愛♡
— もりはるひ (@haruhi_mori) December 14, 2013
2000年のアメリカ映画。クリスマスを舞台に「もしもあの時、違う道を選んでいたら?」という世界を描いた、心あたたまるファンタジー作品です。
主演は、ニコラス・ケイジ、ティア・レオーニ。原題は "The Family Man"。
わたし、この映画がとっても好きなんです♩ たまに観たくなる時があって、何度も観ています。
こちらのツイートは、再鑑賞した時のもの。
『天使のくれた時間』を観た。もう一度観たいなぁ、と思っていた映画。やっぱり良いね〜。
— もりはるひ (@haruhi_mori) October 15, 2017
ケイトが本当に可愛らしい女性なの。活き活きしてて、素直で。そして、自分の人生を肯定してる。
観てるこちらの生きてきた時間や今ある人生も、大切なものに思えてくる。#天使のくれた時間 #映画 pic.twitter.com/d2p3gJfCV5
主なあらすじ(ネタバレなし)
主人公ジャック(ニコラス・ケイジ)は、ニューヨークのウォール街にオフィスを構える大手金融会社の社長。ドアマンつきの高級ペントハウスで暮らしフェラーリで通勤する、優雅な独身貴族。
13年前のジャックには、心から愛し合った学生時代からの恋人ケイト(ティア・レオーニ)がいた。しかし、「ロンドン行きは考え直して」と引き止めるケイトを空港に残し、現在のキャリアを選んだ。以来、独身のままだ。
クリスマス・イヴを一緒に過ごす家族もいないジャック。家路を急ぐ部下たちを横目に、残業を終えて小雪が舞う街を歩いて帰宅する。途中、ふと立ち寄ったコンビニで、銃を手にレジ店員と揉めている奇妙な黒人青年キャッシュ(ドン・チードル)と出会う。
その場を収めるため、換金できない宝くじ券を青年から買い取るハメになったジャック。会話のなりゆきで、青年から「あんたには何が必要だ?」と訊ねられ、「俺は何でも持っている」と答えるジャック。
それを聞いた青年は「これから起こることは、あんたが招いたことだ」と謎めいた言葉を残して去る。
翌朝ジャックが目覚めると、そこは郊外の見知らぬ平凡な一軒家だった。ベッドの隣には、13年前に別れたはずの元恋人ケイトが。驚いたことに、小さな子どもが二人もいる。
もといた NY のペントハウスに行っても、会社へ行っても、誰も自分のことを知らないと言う。呆然とするジャック。
どうやらここは、13年前ケイトとの別れを選ばずに、そのまま結婚した自分がいる別世界のようなのだが――。
あの名作映画がモチーフ!
本作の監督は、『ラッシュアワー』、『レッド・ドラゴン』、『X-MEN: ファイナル ディシジョン』のブレット・ラトナー。
海外版ポスターの画像をご覧ください。日本向けのものより、だいぶホリデーホリデーした雰囲気。
この感じ♩
「クリスマス」、「“もし” を描いた別の人生」、そしてこの「ビジュアル」…… 何か “ピーン!” ときませんか?
そう!『素晴らしき哉、人生!』です。
わたしが人生の中で最も感動した、オールタイムベスト映画。
本作『天使のくれた時間』は『素晴らしき哉、人生!』をモチーフにしているのだそうです。やっぱりね~!
でも、リメイクなどではなく、あくまでもモチーフにしているだけ。着想は得ているかもしれませんが、まったく別のお話です。とても上手にエッセンスを取り入れています。
なので、あわせて両方の作品を観ると、より楽しめると思います♩
妻ケイトが本当に素敵♡
本作の “ほっこり” したハートウォーミングな雰囲気に大きく貢献しているのが、主人公の妻・ケイトを演じた、ティア・レオーニの可愛らしさ!!
わたしの感想ツイートには、こんなふうに書いています。
“主人公の奥さんが、本当に可愛い、良い奥さんでした。愛♡”
“やっぱり良いね〜。ケイトが本当に可愛らしい女性なの。活き活きしてて、素直で。
そして、自分の人生を肯定してる。
観てるこちらの生きてきた時間や今ある人生も、大切なものに思えてくる。”
・・・
彼女の一番の魅力は、少女のような無邪気さ! 夫ジャックのことが「大好き♡」というのが毎日伝わってくる。
おでかけの時にはドレスアップ。美しい……。チャーミング過ぎる♩
結婚記念日のこのシーン! 可愛かったなぁ~♡
・・・
ラブラブな妻と可愛い子ども、ささやかな仕事、ささやかな暮らし――。これが “こちらの世界” のジャックが持っているもの。
でも、元いた世界のようにビジネスで成功し、都会でリッチな生活を送ることへの愛着を捨てきれないジャック。
わたしは、ジャックの気持ちもわかります。たくさんお金を稼ぐ能力をせっかく持っているのなら、経済的に豊かな暮らしを求めるのも悪くないと思うんだけどなぁ。
お金の心配がない、というのは、心にゆとりや平穏をもたらしてくれる大切な要素だと思うのです。「金持ち喧嘩せず」って言うしね。
単純に「素敵な豪邸に住まわせてくれる夫、いいな~♩」って、わたしは羨ましく感じました。笑
でも、ジャックの妻ケイトは、そうではないのです。
仕事の成功も、経済的な豊かさも、別に否定はしていない。けれど、もっともっと大切にしたいものが彼女にはある――。
ジャックに語るケイトの将来の夢、とても素敵なシーンなので注目してみてくださいね。
娘アニーがかわいい♡
突然、別世界に来て戸惑うジャック。昨日まで全く違う生活をしていたのですから、毎日のルーティンがわからなかったり、不自然な言動をしてしまったり。無理もない。
そんな彼を見て、妻のケイトも、妻の両親も、親友も、「なんだか様子がヘン?」「大丈夫?」と怪訝に思うくらいの反応。
ですが、上の子、娘のアニー(マッケンジー・ヴェガ)は見抜いていました! さすが子ども。野生的なカン!笑
あなた、パパじゃないでしょ? よく出来てるわ。本物そっくりね。――と。
アニーとジャック、二人のやりとりが可愛い~! 幼いアニーが可愛い~♡ 大好きなシーンです♩
"I choose us."
本作で印象的だった言葉。
"I choose us."
「わたしは “わたしたち” を選ぶ」
素敵な言葉だなぁ……。
何度かセリフに出てきますので、探してみてくださいね。
宵のブルーにランプの暖色が映えるこのシーンも、あたたかくて、ロマンチックで、美しい。大好きです。
自由におでかけできるようになったら、また空港に行きたいなぁ。
▼ 関連する作品
▼ 全作品インデックスはこちら
いいなと思ったら応援しよう!
![もり はるひ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91482717/profile_042125b12fbc6129e14f31f8113944c7.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)