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ノートルダムの鐘
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
『ノートルダムの鐘』を観た。名作!!! ディズニーの本気。アニメーション表現の素晴らしさ、真骨頂です。アラン・メンケンの美しい音楽! 石丸幹二さんの歌う『僕の願い』は必聴! 感動で、涙ボロボロでした。おとなにこそ、観てほしい。http://t.co/S1kXMSVrnG
— もりはるひ (@haruhi_mori) April 9, 2014
1996年のディズニー映画。ヴィクトル・ユーゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』(旧邦題:『ノートルダムのせむし男』)が原作の長編アニメーション作品です。原題 "The Hunchback of Notre Dame"。
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わたしの大大大好きなディズニー作品♡
ディズニー作品といえば、明るく、カラフルで、夢いっぱい♡ 小さなお子さんも安心して楽しめる♩――というのが特徴ですよね。
そんなディズニー作品の中で、本作『ノートルダムの鐘』はちょっと異色の存在。シリアスで影を帯びた作風になっています。
わたしも長いこと、
「え、『ノートルダムの鐘』? なんか暗そうだし、可愛いキャラクターも出てこないし、イマイチ観る気が起きないなぁ……」
なんて思っていたのです。
――が!!!
何事も実際に経験してみないと、本当の良さはわかりませんね。
いや〜、隠れた名作でした!
食わず嫌いをしていた過去の自分に、優しく言い聞かせてあげたい。笑
この作品と出逢えて良かった♩
観て良かった♩
と心から思います。
今では、ディズニーの中でも一二を争う、わたしの大好きな作品です!
それでは、聴いていただきましょう。
まずは、このオープニングテーマをお聞きください。
あ~さのパリ~に響くのは♩
鐘だ~よノートルダ~ム♩
ああ、最高!!
一曲目から泣きそう。笑
あえてアニメーション映像のない、楽曲のみの動画を貼っています。
それは、なぜか?
ぜひ本編で、素晴らしい楽曲と映像を一緒に観ていただきたいのです。わたしが猛烈に感動したように、あなたにもそれを体験していただきたいのです。
この曲は、ジプシーの大道芸人クロパンが広場で子どもたちに人形劇を見せる、映画の導入部分で歌われます。
主人公カジモドの出自、ノートルダム大聖堂の鐘つき堂に幽閉されるようになったいきさつなどが、映像と歌で紹介され――
いよいよ曲のクライマックスで、カジモドが階段を昇ってゆく演出を観た時の感動を、何と言い表したらよいのか、わかりません。
とにかくもう、胸がいっぱいになりました!涙
・・・
このオープニング、本作のファンにはとても人気ありまして、ニコニコ動画にも映像付きのものが存在します。コメント欄がめちゃくちゃ面白いので本作がお好きな方にはおすすめです♩(未見の方はネタバレ注意)
この曲がジャーン!と終わった直後に「完」とか「Fin」ってコメントがつけられているんですよね。まだ最初の一曲目なのに。笑
でも、それくらい、本当に渾身の一曲だと思います。ここがクライマックスで映画が「完」になってもおかしくないレベルの曲のスケールと、圧倒的な歌の迫力。
名作であることが、この一曲目からもおわかりいただけるのではないでしょうか。
吹替版は劇団四季が担当
本作の日本語吹替版には、劇団四季のミュージカル俳優(当時)たちがキャスティングされています。だからこんなにも素晴らしい歌声なんですね。
はじめにご紹介したオープニング曲『ノートルダムの鐘』(The Bells of Notre Dame)を歌っているのは、こちらの方々。
○ クロパン(光枝明彦)
○ フロロー(セリフ:日下武史/歌:村俊英)
○ カジモドの母(末次美沙緒)
○ 司祭(セリフ:松宮五郎/歌:佐川守正)
今も劇団四季に在籍されているのは村俊英さんのみとなりましたが(他の方々は退団)、ベテランを揃えた錚々たる顔ぶれです。
ほかにも、主人公カジモド役を石丸幹二さん(『題名のない音楽会』の司会でお馴染みですね)、エスメラルダ役を保坂知寿さん、フィーバス役を芥川英司さん(現・鈴木壮麻さん)が演じています。
アラン・メンケンによる名曲の宝庫
本作の何が素晴らしいって、とにもかくにも楽曲ひとつひとつが素晴らしい!
石丸幹二さんの歌う『僕の願い』は必聴!
感動で、涙ボロボロでした。
と感想ツイートにも書いているように、“人の歌声に感動して涙が出る” という経験は、わたしの人生に数回あれど、その中でもダントツの パヴァロッティの『誰も寝てはならぬ』 に匹敵するレベルの感動でした。
その『僕の願い』(Out There)がこちら。
今、再生しながら、わたしも一緒に歌っています♩笑
もう何~も いら~な~い~~~♩
「もう何もッ」の「ッ」にノックアウトされました。魂のこもった歌声と言いましょうか。最高です!♡
・・・
ほかにも、好きな楽曲をいくつか挙げてみますと――
○ トプシー・ターヴィー(Topsy Turvy)
「おみつ」さん、こと、光枝明彦さんのこの表現力よ! 最高です!♡
東京ディズニーランドの「ディズニーランドバンド」や、ディズニーシーの「マリタイムバンド」でも、よく演奏される楽曲です。楽しげでウキウキしてきますよね♩
○ 罪の炎(Hellfire)(1:40~)
村俊英さんの歌唱もさることながら、美しいオーケストラのスコアとクワイアの厚みも相まって、荘厳ささえ感じます。
日下武史さんの
たとえパリじゅう焼き尽くしても!
の言い方も好き。最高です!♡
(さっきから「最高です!♡」しか言ってないな。笑)
舞台ミュージカル版『ノートルダムの鐘』
ちなみに本作を元に、ディズニー製作の舞台ミュージカルも作られました。日本では、2016年から劇団四季によって上演。
わたしは『ノートルダムの鐘』が大好きで、サントラも繰り返し聴く程のファンなので、もちろん観に行きましたよ!
ずっと楽しみにしていた劇団四季『ノートルダムの鐘』。本日、息子と鑑賞。クワイヤが凄かった〜!! 冒頭から音の厚みに感動。海宝カジモドは、高音ちょっと不安定な印象。フロロー、フィーバス、エスメラルダは文句なし! 素晴らしい歌声でした♡ クロパンは、おみつさんで観たかったなぁ。笑 pic.twitter.com/EVWC5lmmhX
— もりはるひ (@haruhi_mori) February 10, 2017
冒頭のクワイア、本当にすごかったです!
ここで少しだけ、アニメ版との違いなど。
○ フロローの職業
・アニメ版:「判事」
・ミュージカル版:ノートルダム寺院の「聖職者」(原作どおり)
○ 楽曲
・アニメ版にしかない曲/ミュージカル版にしかない曲がいくつかアリ
・歌詞がほとんど違います
ミュージカル版の方が悲劇的で大人向けな内容です。アニメ版を観た上で四季のミュージカルを観ると、よりシリアスで深みのあるストーリー(原作に近い)になっていて見応えがありました。
それと、演出!
そうそう。四季の『ノートルダムの鐘』観てて「おお」と思ったのは、大聖堂の中で会話するシーンは、セリフがちゃんと反響してるの。すごいね〜。
— もりはるひ (@haruhi_mori) February 10, 2017
大きな鐘の迫力や、カジモドが “カジモドになる” 最初の演出、石像たちのクワイアや仕掛け、クライマックスのフロローのシーンなど、舞台ならではの工夫を凝らした演出に、楽しい驚きがいっぱいでした♩
大人にこそ、観てほしい。
主人公カジモドが生まれつき醜い容姿であったり、ジプシー(ロマ)への差別や、フロローがエスメラルダへの想いに苦悩する姿など、わりと重いテーマが描かれている本作。
今のディズニーなら、たぶん作れないんじゃないかな。
骨太のストーリーと、ディズニーの美しい映像表現、珠玉の名曲が揃っています。だからこそ、大人に観てほしい名作です。
おまけ|超イケメンのフロロー様
ディズニーランドにいるフロロー様は、超イケメンです♡(16:05頃に登場)
アニメとあまりにも違うので、最初見た時びっくりしました。笑
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