ゴジラ
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
1954年の日本映画。世界に誇る「ゴジラ」シリーズの記念すべき第1作。日本特撮界の父、円谷英二が特殊技術を務めた特撮怪獣映画です。2016年の『シン・ゴジラ』まで半世紀以上にわたって全29作もの作品が連綿と作り続けられているのは、本作があったからこそ!
監督は、『モスラ』、『キングコング対ゴジラ』の本多猪四郎。音楽は、数々の映画音楽を生み出した名作曲家、伊福部昭。特殊技術(現在の特技監督)に、円谷英二。出演は、宝田明、河内桃子、平田昭彦、志村喬、ほか。
『シン・ゴジラ』のルーツを楽しめる!
いきなりですが、みなさんは『シン・ゴジラ』、ご覧になりましたか? 庵野秀明さんが監督を務め、若者世代にも大人気でしたね。
当時わが家でも、家族共通の話題になりました。まず、息子(20代)が友人男子たちと劇場で鑑賞。次に、息子の “激推し” を受けてわたしが配信サービスにて鑑賞。(新着コンテンツに入った時、すぐ観ました!笑) 面白かった~!
その時の感想が、こちら。
『シン・ゴジラ』の感想は、また追々、別の機会に書く予定です。お楽しみに♩
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さて、わたしが初代『ゴジラ』(1954年)を観たのは、息子が劇場で『シン・ゴジラ』を観てきた少し後―― くらいの時期でした。巷の盛り上がりに乗って、当時加入していた Hulu でも「ゴジラ」シリーズの旧作が配信されておりまして。
『シン・ゴジラ』の影響で旧作ゴジラにも興味津々の息子と、昭和ゴジラ後期世代のわたし。ふたりで観ました。
予告編はこちら。
いや~、予告編からすでに最高ですね!
とか
とか、差し挟まれる謳い文句がまた、良いではありませんか!♡ 迫力ある手書き文字も、たまりません! (フォントとか、まだ無い時代) 昭和の映画ならではのこの感じ。独特の味がありますよね~♩
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一方、昭和のゴジラも、平成のゴジラも知らずに育った20代・息子。『シン・ゴジラ』ではじめてゴジラ映画を知り、いたく感銘を受けた彼は、初代『ゴジラ』を観て、とても感慨深かったそう。
というのも、彼が最初に観た『シン・ゴジラ』では、象徴的な伊福部昭のあの音楽や、タイトルロゴなど、随所で旧作を踏襲―― 第1作から連なる「ゴジラ映画」へのリスペクトがたくさん詰め込まれているから。
初代『ゴジラ』を知ることによって
と、彼の中で点と点がつながり、シリーズ全体の奥行きや、先人たちの偉業を体感できたのかもしれません。
重厚で、不気味で、怖い。それが良い!
わたしにとって一番馴染み深いゴジラは、小学生の頃に映画館やテレビで観た『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』、『ゴジラ対メカゴジラ』など―― カラー作品になってからのゴジラたち。
当時のゴジラは子どもたちの人気者で、その “大きさ” や “強さ” への憧れから、チビっ子たちが「ゴジラがんばれー!」と応援する対象だったように思います。
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そのイメージがあるので、モノクロで描かれる初代ゴジラは、とても重厚で、不気味で、怖く感じました。
でも、その “不気味さ” や “怖さ” こそが良いのです!
先ほどご紹介した予告編にも謳われていますが、本作は
を描いた作品。
一時は「子どもたちの人気者」路線へ舵を切ったこともありますが、シリーズを通して根底にあるテーマは「戦争や核兵器への恐怖」、「人間の愚かさ、身勝手さ」なんですよね。
娯楽作品でありながら、社会的なテーマを問う―― 円谷英二さんが同様に手掛けた、初期の「ウルトラマン」シリーズにも通ずるものがありますね。
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こんなふうに親子2代で、どちらの世代から観ても「すごいなぁ!」という想いを得られるのも、長く続く「ゴジラ映画」ならではの良さだと思います。
特撮が、音楽が、とにかくスゴイ!
東宝のオフィシャルサイトを見てみると、ご覧の通り、トップページはこんなふうになっています。
『シン・ゴジラ』と初代『ゴジラ』が、バーン! 「ゴジラ」が東宝を代表する看板コンテンツだということがよくわかります♩
ちなみに、去年の秋、成城から二子玉川までお散歩した時に、たまたま東宝スタジオの前を通りかかったことがありまして。ほんとに偶然、知らずに歩いていたので、とても感激しました!
思わずパチリ。閑静な成城の住宅街に突如現れるゴジラ! かっこいい!!
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そんな東宝が最初に世に送り出した『ゴジラ』第1作。みどころは、日本特撮界のレジェンド・円谷英二による特撮シーン!
先にご紹介した予告編を観ただけでも、
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1954年(昭和29年)に! この技術!
スゴイ!!
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と驚かされますが、作中では他にも――
高圧鉄塔が溶ける!
国会議事堂を破壊! どの特撮シーンも、クオリティが素晴らしい。
中でもわたしが驚いたのが、市街地のミニチュアのエピソード。
――とのこと。すごいなぁ! 昭和の特撮マンたちの熱量が伝わってきます。
特撮シーンの素晴らしさは、わたしのつたない言葉だけではお伝えしきれないので、“百聞は一見に如かず”、ぜひ、あなたのその目で観て確かめていただきたいです♩
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もうひとつの “推しポイント” は、名作曲家、伊福部昭さんの音楽!
うぉぉー! カッコイイ!! 滾るぅぅー♡笑
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わたし、伊福部さんの映画音楽が大好きなのですが、こちらの『宇宙大戦争』のマーチも有名ですよね。
この曲は『シン・ゴジラ』でも「ヤシオリ作戦」のシーンに使われていて、もう激アツでした! 聴いていると、なぜだか涙がこみ上げてくるんですよねぇ。不思議。
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先日「午前十時の映画祭」で観に行った『座頭市物語』(1962年)の音楽も、伊福部昭さんでした。これも良かった♩
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それでは今回の記事は、ワクワクと興奮をもたらしてくれる、ゴジラの鳴き声でお別れを。
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