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レ・ミゼラブル
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
『レ・ミゼラブル』を観た。んもー、圧巻! そして、号泣! キャスト陣の歌唱力、軽く嫉妬を覚えましたよ、わたし。笑 序盤、銀食器を盗んだジャン・バルジャンに司祭様が…のくだりが、わたしは一番泣けました。あまりに感動して、全編2回観た。これ、舞台もすごいんだろうなぁ。まだの方、ぜひ!
— もりはるひ (@haruhi_mori) July 24, 2013
2012年のイギリス/アメリカ映画。ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル作品です。監督は『英国王のスピーチ』、『キャッツ』のトム・フーパー。原題は "Les Misérables"。
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原作はフランス文学の名作大河小説、ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』。わたしが子どもの頃、家にあった文学全集にも『ああ無情』というタイトルで入っていた気がします。
原作小説をもとに、1980年からミュージカルとして舞台化。クロード=ミシェル・シェーンベルクによって音楽が作られ、パリ、ウエストエンド、ブロードウェイ、日本など、世界中で公演されているロングラン作品になりました。
ミュージカル好きな人には「レミゼ」と呼ばれ、とても人気のある作品です。
その舞台ミュージカルを映画化したのが本作。
好きすぎて、何から伝えていいのか……笑
えっとね、この作品、わたし大好きです!! もう好きすぎて、どこからお伝えして良いのかわからないくらい好きです。
♩何から伝えれば いい~のか 分からないまま 時は流~れて
(ラブストーリーは突然に/小田和正)
レミゼのことを「書くぞ」と思ってからというもの(感想ツイートの古い順に note にまとめています)、この曲がずっと脳内で鳴り響いています。
もうね~、この冒頭から圧倒されてしまいましたよ。
重厚なブラスの音! 劇的でエモーショナルな弦楽器! ああ、イントロを聴いただけで泣きそう……。
大きな大きな船。上空から近付いてゆくカメラ。ものすごい数の囚人たち。必死にロープを引きます。寄せる波しぶき。水に濡れていて重い。(手の皮むけそう……)
そして、ジャン・バルジャンを演じるヒュー・ジャックマンの歌唱力よ! 素晴らしい! こんなに歌える人だなんて、知らなかった!
ジャベール(ラッセル・クロウ)の歌は大目に見てあげて……笑。いや、充分に健闘していると思います。他の俳優さんたちが上手すぎるのです。
一番好きな司教のシーン!
今回は大好きなレミゼゆえ、アツく語ってしまうと思いますので、登場人物やあらすじのご紹介は割愛しますね。(ぜひ本編を観て~♩)
というわけで、早速、わたしの一番好きなシーン、いきます!
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囚人番号「24601」(two-four-six-oh-one)と呼ばれ、行く先々で石を投げられてきたジャン・バルジャンが――
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/21710023/picture_pc_fd46a997155a55883f7f8d1abcc1fcf5.jpg?width=1200)
命からがら逃げ込んだ教会で、司教に出逢います。司教は彼を温かく迎え入れます。そして、ある出来事があり――
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/21710095/picture_pc_6e8618b39ee627e33733101778a6206b.jpg?width=1200)
こうなります。笑
未見の方には「なんのこっちゃ?」ですよね。ごめんなさい!(ぜひ本編の感動を味わってほしいので、ネタバレなしで書いています)
でもここは、レミゼの物語上、とてもとても重要なシーンなのです!
主人公ジャン・バルジャンが、はじめて "愛" や "赦し" に触れるシーンだから――。
自身の存在そのものに対する "愛"、"赦し"。広い広い神の愛。アガペーです。司教さま…… ほんとに神の使いなんだなぁ。
わたし、このシーンで本当に大泣きしました。
名作と言われる本作において、感動で涙するシーンは他にもたくさんあるのですが、ここが一番良かった〜!
「感動」とか「泣ける」という言葉では簡単に表現したくないくらい。
"心を動かされる" って、こういうことなんだな…… と実感しました。
コルム・ウィルキンソンのこと。
ちなみに、本作で司教役を演じているのは、舞台版(ウエストエンド、ブロードウェイ)で初代ジャン・バルジャンを演じていたコルム・ウィルキンソン!
『オペラ座の怪人』などでも主演を務め、"神の声" と呼ばれる伝説のミュージカル俳優です。
こちらの動画は、レミゼ 10周年記念コンサートから。
楽曲と歌唱が、とにかく素晴らしい♩
わたしが思うに、ミュージカル作品の良さを決める最大の要因は、何をおいても「楽曲」ではないでしょうか。
最初にご紹介した冒頭の『囚人の歌』(Look Down)に始まり、一度聴いたら忘れられない名曲が揃っています!
○ 一日の終わり(At the End of the Day)
○ ラブリィ・レディ(The Docks/Lovely Ladies)
○ 夢やぶれて(I Dreamed a Dream)
○ 対決(The Confrontation)
○ 幼いコゼット(Castle on a Cloud/Little Cosette)
○ 民衆の歌(Do You Hear the People Sing?)
○ オン・マイ・オウン(On My Own)
などなど、数え上げたらキリがないくらい。
そして、ヒュー・ジャックマンをはじめ、キャスト陣の歌が素晴らしい!
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ファンティーヌ役のアン・ハサウェイ。歌が上手くて、びっくりしました! 本作でアカデミー助演女優賞を受賞しています。
本作の登場人物の中でも、ミゼラブル中のミゼラブル(miserable:惨め)な役どころでしたね。
『乞食たち』(Look Down/The Beggars)を歌う男の子、ガブローシュ(ダニエル・ハトルストーン)の声もハスキーで可愛い♡
発音、すごくイギリス英語だな。笑
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/21716793/picture_pc_5d2464b1e00679d045a54c0ef9771747.jpg?width=1200)
サマンサ・バークスは、舞台版でもエポニーヌ役を務めています。ミュージカル女優の圧倒的な歌唱力と表現力。エポニーヌ、せつない……。
とにかく、とにかく、観てほしい!
他にも、若き革命家、アンジョルラス(アーロン・トヴェイト)とマリウス(エディ・レッドメイン)。イケメンふたりの熱く滾ってる感じとか、
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/21718121/picture_pc_754ea9a24fcfbaa3fcc85d942c68a551.jpg)
テナルディエ夫妻のうさん臭い感じがすごく良い、とか、笑
ムッシュ・テナルディエが、何度訂正してもコゼットの名前を言い間違える(そもそも覚える気がない)ところが好きだ。失礼極まりないよね。笑
— もりはるひ (@haruhi_mori) October 21, 2016
下品で、俗悪で、卑しくて、狡くて、あさましい。夫婦揃って名悪役。演者としては、やり甲斐のある役どころだろうなぁ〜。#レミゼラブル pic.twitter.com/xG5uwqMaGN
お伝えしたいことは山ほどあるのですが、要するに言いたいことは――
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とにかく、とにかく、観てほし~い!!
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それに尽きます。
ミュージカルがお嫌いでなければ、超おすすめです♩
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![もり はるひ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91482717/profile_042125b12fbc6129e14f31f8113944c7.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)