見出し画像

難しい本は解説があっても難しい

三木清「人生論ノート」は、高校生の頃、何がきっかけだったか、文庫本を買って読みました。

文章を読むのは好きだったのですが、難しくて、理解できませんでした。文字を追って、何とか最後までページをめくっただけだったと思います。

その後、何度か再チャレンジしました。たぶん、他の誰かの記事や書籍に触発されたのだと思います。でも、やっぱり難解であることに変わりはありませんでした。

岸見一郎「人生論ノートを読む」を再読。今度こそ、わかりやすい説明で、理解が進むことを期待しました。

過去に、自分独りで読んでいる時に比べると、何百倍も、わかりやすいという気持ちになりました。けれども、やっぱり難解ではあります。なかなか、強敵です。

幸福、虚栄、孤独…さまざまなテーマの文章があります。現時点で、最も惹かれたのは、「嫉妬について」という文章です。例えば…

「ひとは自分の想像力で作り出したものに対して嫉妬する」

「嫉妬は、嫉妬される者の位置に自分を高めようとすることなく、……自分の位置に低めようとするのが普通である」

非生産的な、嫉妬を無くすために、自分はどうすればいいのか?

自分で自分の価値を見出す。

そんなことが書かれています。そして、「人間は物を作ることによって自己を作り、かくて個性になる」

はたして、私は何を作ることで自己を、個性を見出し、嫉妬とは無縁な人になれるのでしょうか?

考えさせられます。難しいけれども、刺激になります。

「人生論ノートを読む」すら、難しく感じますが、まだ何度か読んでみて、理解を深めようと思っています。三木清「人生論ノート」に再再々チャレンジは、その後になりそうです。

難しい本は、解説があっても難しい。でも、諦めずに、また読んでみるようにします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。kindleでもいろいろ書いています。よろしければぜひ、お読みください。


最後までお読みいただきありがとうございました。自分の文章を読んでくださる方がいる。ソレってとっても嬉しいことです。みなさんの文章も、読んで、楽しませていただきます!「スキ」「フォロー」「サポート」「シェア」すべて大歓迎です!