「SNS別 最新 著作権入門」を読みました!
「SNS別 最新 著作権入門」を読みました!
著者は、井上拓さん(弁護士・YouTuber)出版社は誠文堂新光社、発行は2022年8月とあります!著作権に関する法律は日々変化しています!なので、いつも現在にアップデートしていかなければなりません。本書の存在を知ったのは新宿のモード学園の地下1階にある書店ブックファースト新宿店で毎年末に行っている販促キャンペーン「名著百選2022 私が今年、出会った一冊」というもの。こうしたイベントがあることを「中山幸雄さんのデジタルノート」で教えてもらいました。
ここでこの名著百選の本が展示されていて、どれでも一冊購入するともれなくこの「名著百選」の小冊子がもらえます。
たまたま時間があったので覗いてみました!そこで目についたのが本書でした!この本がおススメですと「著作権」に関する本が!しかもSNS別というまさに現在にふさわしい内容です!法律は今の時代に合わせて修正されるものなのですが、時代の変化が速すぎて法制度の改正がそれに追いついていないということが良く起こります!いつも話すのですが法律は時代や国家によって様々です!ある国では合法なものがある国では違法だったりします!
米国では州によって法律が違っています!なので、法律とは決定的なルールではなくみんなで相談して今の時代に一番適切に変えていっていいんだよ!という前提が必要なのではないでしょうか?
そうした前提で理解するとむやみに怖がったり不安になったりしなくてもいいのです!そうした「不安」を解消するために「学ぶ」のはとてもいいことではないでしょうか?「無知」よりも「知っている」ことで生きやすくなることは現実にたくさんあると思います。
私は会社で「著作権」に関するお話を頼まれて、時々社内研修などで簡単なお話をする機会をいただき、それ以来、毎年のように研修講師をさせていただいております。もちろん「著作権」の深いところに関しては福井健作先生のような著作権に詳しい高名な弁護士の先生の教示を仰がなければなりませんが、新人や学生に「著作権」に関するリスクなどをお話することで彼らが必要以上に怖がらないで、あるいみ自由に表現が出来る環境を整えるというのも、コンテンツ制作会社・映像制作会社の使命なのではないでしょうか?
文化庁もデジタル時代、SNS時代になって放送以外の配信などが増えている現状を鑑みて著作権の処理がより簡単に出来るように動いています。
多くのコンテンツ(作品)が多くの人に見られるようになることは人類の叡智を共有するという意味でもとても大切なことなのではないでしょうか?基本はそこをベースで制度が作られています!
あとは個々の事例で判断ということになりますので、その場合は過去の「判例」に学ぶことになると思います!本書はみんながスマホで発信できる時代に知らず知らずのうちに著作権侵害をしたりしないようにするために、書かれています。
また、同時に今はこうしたことであれば侵害にはならないですよ!というところまで網羅されています!
イラスト入りで、むっちゃ読みやすい!たぶん1日で読み終えてしまえるような分量です!仕事で発信をされている方は書棚の一角に本書があるといいのではないでしょうか?定価1600円(税別)です!