洋服の身巾の採寸方法

前回に引き続き、サンプル採寸項目についてご紹介します。

今回は「身巾」について。
身巾は、着丈と同様に最も重要視される寸法です。

デザインに大きく関わってくるのはもちろんですが、
生地巾に対して無駄のない裁断ができるかどうかという「取り都合」においてかなり重要な寸法になります。

身巾の測り方は、下図のように、カマ底～カマ底の直線距離を測るのが一般的です。

ブランドまたはデザインによっては、下図画像のように「身巾」ではなく「バスト（＝胸囲）」で指示することもあります。

ですが、メジャーで採寸するには「身巾」で見るのが一番わかりやすいです。平たく置いて端から端まで測るだけなので！

また、特殊なデザインなどの例外を除き、身巾＝バストの1/2となります。

身巾が前後で大きな差がある場合は、
●身巾（前）
●身巾（後ろ）
と2項目に採寸箇所にする場合もあります。
（例えば、とても立体的なデザインですと前は胸が立体的な分距離が長い。他、後ろだけギャザーが入っていて分量が多いとか・・・）

「身巾」は前回の「着丈」よりも、迷いなく採寸しやすい箇所だと思います！

ちなみに、デザインにおいては・・・
素材やデザインによるのでおおまかなイメージではありますが、
身巾が大きくなるほど、カジュアル・リラックス感が強くなります。
小さくなるほど、キレイ目・上品という傾向です。

私はカジュアルの方が好きですので、身巾の小さいタイトなものは苦手です（骨太ゴツゴツなのであまり似合いません😂）

ネットで洋服購入の際や、アパレル志望の方は是非参考にしてください！

では、仕事します！！

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