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「あなたがいないと困る」は麻薬だという

仕事をしている中で、
「あなたがいないと困る」は
承認欲求を満たしてくれる魔法の言葉だと思う。

頼りにしてる。
他の人じゃ不安だから。

こういわれると、
自己肯定感を、この上なく上げてくれる。

だから自分なりの気配りと気遣いで、
自分なりの価値を出せるようにと、
仕事に取り組んできた。

けどそんな「あなたがいないと困る」という言葉は麻薬であり、
属人化はリスクだと言うのが、
安藤広大さんの著書『とにかく仕組み化』。

「あなたがいないと困る」
この言葉は、麻薬だ。

組織の中で、「替えの利かない人」は、
今の位置にとどまる。
「歯車として機能する人」は、
人の上に立てる。

いっけん、逆だと思ったかもしれない。
しかし、残念ながら、これが真理だ。
そして、別に、どちらが正解かではない。
あなたが、どちらを選ぶかだ。

安藤広大『人の上に立ち続けるための思考法 とにかく仕組み化』冒頭より


まさに逆だと思っていて驚いた。

けど、よく考えたら、
「会社員」は「替えが利くべき」なのかもしれない。

自分の急病や家庭の都合で何日も休むことになったとき、
自分がいないと回らない、では困る。

もちろん、いないなりに、
他の人が回してくれるだろうが、
地場小企業では大なり小なりの支障は出る(ハズ)。

いざというときのために、
自分しか把握していないこと、
自分だけで管理していることなどは、
極力減らしておくべきだと思った。

そのために「仕組み化」をしておかないと
いけないんだろうな。

個人としては、
「自分がいなくても大丈夫なのか」という
多少ゆがんだ喪失感を持ってしまったとしても。

ちなみに『とにかく仕組み化』では
替えが利く中でも「かけがえのない歯車」になろうと
締めくくられていた。
それによって「存在意義」を感じられる。
それは大切だ、という。

属人化との線引きが悩ましい。。

健全なカタチでの「仕組み化」、
そして「かけがえのない歯車」に。
会社員というのもなかなか難しい。

ということで、
会社員としての働き方を再考する機会になりました。
フリーランスとなると、また大きく違うかな。。
それはまた、考えてみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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