
ひと手間を惜しまないために
何年も勤めていてルーティンワークに取り組んでいると
ふと、魔が差すことがある。
もう何度も伝えてきたんだから、
付箋しなくても分かるかな。
多分こうだったはず……わざわざ聞くほどでもないよね。
・ちょっと付箋で注意喚起をする
・面倒な顔をされても念のため確認する
そんなちょっとしたひと手間をおっくうに感じて、
そのまま進めてしまう。
相手も「大丈夫だろう」と確認が甘くなれば、
負の相乗効果になる。
そういうときは大体、
あとから何がしかの支障が出て、ミスにつながる。
聞いていないと指摘されたり、
今回はこうじゃないとやり直しになったり、
ひと手間を惜しんだせいで、より手間がかかる。
おっくうに感じているときは「大丈夫だろう」と思っているから、
手間を惜しんでいる自覚も薄い。
コトが起こってから冷や汗をかき、
伝えれば良かった、聞けば良かったと反省する。
また手間を惜しんでしまった、丁寧にやらないと、と。
それでも人がやることに完璧はないので、
定期的に繰り返してしまう。
我ながら成長していないなあと思うこともあるけれど、
8年も同じ仕事をしていればついついダレてしまう。
(言い訳ですね……)
できることが増えて、大丈夫だろうと思って、
見計らったように失敗して、反省をする。
そうは言っても、
定期的に冷や汗をかくのはイヤなので、
とりあえず会社のパソコンの正面に付箋を貼った。
「ひと手間を惜しまない」
これで防げればいいのだけど。
最近は無条件のように取り組んでいるルーティン業務に
変化を取り入れられないかと模索中。
いままでの「当たり前」を変えるには労力が要る。
あちらこちらに相談をして意見を聞いて、
上手く回る仕組みを考え直す。
でもこれも社歴が長くなった人の特権だ。
新しい取り組みがないと、自分の成長もないだろうし、
少しでも冷や汗をかく機会を減らすために、
ひと手間をかけて取り組みたい。
*
ということで、
今日もコツコツがんばります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
いいなと思ったら応援しよう!
