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髪の長さとメンタルと対人関係について 哲学する
小学校3年になるまで、親が髪をカットしてくれていた。
例に漏れずお母さん特性おかっぱヘアーである。
当時は眉毛が生え揃っておらず、とても気にしていたので、普段は自己主張しないながら、前髪だけはこだわりを貫き、ほぼ眉毛が見えない状態を注文していた。
その後、なんとなく小学校3年だからという理由で母親行きつけの美容室でカットしてもらえることとなった。
実際は入ったばかりの新人の練習台だった。
料金はもちろん無料なわけで。
なんとなくショートカットにしたかった私は新人にオーダーしたわけだが、田舎の小さな美容室の新人なだけあって下手だった。
全く希望通りにならず、私は落胆した。
(当時の私は自分の容姿がイケてないからだと心底思っていた)
イケてない髪型は静かに私のメンタルを蝕んでいった。
そもそも容姿コンプレックス(女子として考えると)はあったが、加速した。
ただ、男の子だったら可愛いのに、ということはよく言われていた。
そもそもそういう容姿なのだ。
というわけで、髪が短いと性別面で周囲からは「どっちなんだ?」という目で見られることが増える。
自分でもどっちがいいという概念は薄かったので、どっちでもない感じは気持ちが良かった。
比べたがる女子からは髪が短いということでバカにされた。
好意的に接してくれる女子からは、髪質がサラサラストレートだったので、伸ばした方が女としては特であると言われた。
髪の長さ1つで、いろんな経験ができた。
それからはボブスタイルとショートスタイルを気分で行き来していた。
現在も同様。
たまにベリーショートにしたりしている。
ベリーショートにすると、少しずつ伸びる過程でヘアスタイルの微妙な変化を楽しめるので飽きない。
肩に付くまで伸びたら切り時だ。
髪を括ってまで管理するのは性にあわないのだった。
夜寝る時にどんなに乾かしても髪の毛が冷たくてよく眠れないし、髪の毛が口に入ったり、毛先にホコリがつくのに耐えられないのだ。
ボブくらいが周囲からの反応はベストだが、ボブだとすぐ伸びるので、ショートボブまでカットすることにしている。
次にカットしてもらう時には、どんな微妙な変化をつけるか楽しみだ。
たぶん、自分しか分からない変化だろうけど笑