住まい探し
2018年4月
まだ路上に雪が残り、春の到来を待ち望む今日この頃。
そろそろ、新しい住居を探さなくては・・・。
私は『語学学校に通う間の3ヶ月だけ、ティナ宅に泊めてもらう』
という契約をしたので、卒業と共にティナとはバイバイしなければならなかった。
どうしよう・・・。
先の見えない不安が襲ってきた。
1ヶ月後にはこの家を出なくてはいけない・・。
私は知人から教えてもらったRENT専用サイトやFacebook などを使って、住居の求人サイトをあさった。
住居の条件を確認しながら、良さそうな所をリストアップした。
初めて相手にコンタクトをとる時のあの胸のドキドキは
今でも鮮明に覚えている。
どうしよう・・
ここをクリックしたら相手にメッセージが届いちゃう・・。
どうしよう、本当にこれで良いのか?
メッセージ送信までに何度も文章を見直した。
知らない相手と英語でコンタクトを取らなくてはいけないというプレッシャーが、そのクリック一つを遅らせた。
しかし、時は待ってくれない。
一刻も早く新住居を見つけなくては、卒業どころではない。
よし、やるしかない!
私は勇気を出して、歩を前に進めた。
そして、早速内覧が決まり、前に進んでいる感じに気分が上がった。
内覧にはバスを乗り継いで、知らない町まで出かけた。
幾つかの内覧を終え、最終的に新住居の契約を結ぶ事が出来た!
私はほっとした。
やればできるじゃん!
しかし数日後、状況は一変した。
あれは、朝家を出て、最寄りの駅に向かう道中であった・・
ピンピンピロリン、パピンポン!
電話がかかってきた。
契約を結んだ先からの電話だった。
何だろう?
私は直ぐ電話に出た。
内容は、契約をキャンセルしたいというものだった。
えっ?!
私は呆然とした。
ほっとした矢先の出来事だったので、落胆が大きかった。
やっと不安から解放されたと思ったのに・・。
また振り出しに戻された気分である。
どうしよう・・。
もう4月も中旬である。
時間がない・・。
焦る気持ちと、絶望感に包まれた。
私はティナに相談して、自分の心境を伝えた。
ティナは直ぐに知人に連絡をして、部屋を貸している人を探してくれた。
結果的に私はティナに助けてもらい、無事に新たな住まいを見つける事が出来た。
そして、新たなステージへの準備は整った!
卒業まで数日、新しく始まる生活へ期待を膨らませた。