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ZEROTENSQUARE2024 作品解説


こんにちは!
現在愛知県のGALLERY龍屋で開催中の
「ZEROTENSQUARE2024」に出展している作品の解説です。
30名の作家がS0号作品を4点ずつ、計120点のが展示販売されています。

通販はこちら
https://t2y.info/exhibition/23184/artworks/page/8/

以下、解説文です。
よろしくお願いいたします!

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普段のアートコンペではコンセプトや物語を
ガッツリと考え、挑戦や向上性に重点を置いた作品を
制作しているのですが、今回は少し違います。

私は作品制作時に
「作家として成長したい」
「もっと良作品を描きたい」
という思いが強く出すぎて楽しさより苦しさが勝つことが多く、
肩の力も入りっぱなしです。

もっと作品制作そのものを楽しんだり
程よく肩の力を抜くことも今の私に必要なのでは。
そんな想いから、今回は心地良さや色の楽しさを大切に
白い生き物と花言葉をテーマに作品制作をしました。


「光彩」


ネモフィラと夜を包み込む白い龍の作品です。

光彩は「きらきらと輝く美しい光」という意味があり、
ネモフィラの花言葉には「純粋」「清々しい心」
などがあります。

純粋な心で物事と向き合ったり
美しいものを真っすぐに美しいと感じたり…
とても大切で素敵なことだと感じています。
ふと見上げた夜空が美しかったり
綺麗に咲く花を見かけたときは嬉しい気持ちになります。


「しなやかに」


凛とした佇まいの牡丹と白い狐の作品です。

牡丹の花言葉には「風格」「誠実」
などがあります。

自分は自分らしく。
素直にしなやかに生きていけば
自分だけの輝きが見つけられる。
そんな想いを込めました。
狐の目線の先には輝く未来が映っているのでしょう。


「ないしょばなし」


トルコキキョウと2匹の白いうさぎの作品です。
トルコキキョウの花言葉には「良い語らい」「思いやり」
などがあります。

私たち人間は言語でコミュニケーションをとりますが
動物たちにもそれぞれの方法があるでしょう。
人間には分からないその様子がないしょばなしを
しているように見えて面白いと感じています。
「どんなお花が好き?」
なんて語り合っているかもしれませんね。


「清澄」


ハスと水面を包む白い金魚の作品です。

タイトルは「せいちょう」と読み、
澄みきっていて清らかなことを意味する言葉です。
ハスの花言葉には「清らかな心」「神聖」
などがあります。

蓮は泥の中から美しい花を咲かせますが、
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という言葉があります。
辛く、苦しい環境でも決してその環境に染まらず、
清く生きようといった意味なのですが
その言葉をイメージしながら描きました。
清らかな花と心を咲かせられますように。

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以上です!

今回の作品も光の当たり方や場所、時間帯で
キラキラ感の強さが変わります。

見る人それぞれの想いや物語を重ねたり
日常生活の中にあるワクワクを見つけるきっかけとなれましたら
大変嬉しいです。

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