今日のゲームBGM・星のカービィwii「雲の夢」
突然だが、私の好きなゲームの一つは「星のカービィ」シリーズだ。
今月末には、いよいよswitchで最新作「星のカービィディスカバリー」も発売する。
カービィシリーズで特筆すべきことの一つに、良質な「音楽」がある。これはゲーム音楽好きの間では割と有名というか、常識レベルでもあるのだが、このシリーズの音楽はどれもクオリティが高い。
その中でおすすめの曲はもう数え切れないほど、それこそ山ほどあるのだが、ゆっくり気が向くままに紹介していきたい。
今日書くのは「星のカービィwii」で初出した曲「雲の夢」だ。
この曲のメロディ自体の歴史は、FCソフト「夢の泉の物語」の「グレープガーデン」にまで遡る。
カービィシリーズは歴史が長いため、名曲が最近のソフトで新しい形で復活したり、当時の音源のまま使用されたりと、嬉しい驚きが多々ある。
この「雲の夢」を初めて聞いた時のことを、今でも覚えている。
「星のカービィwii」の中盤、ナッツヌーンのとあるステージ。
タイトル通り、雲でできたフィールドを上へ上へと登っていくステージで、扉をくぐった後に流れるこの曲。
ピアノをメインとした主旋律で始める、ドキッとした始まり。
あれ、どこかで聞いたことある…?と思ったあと、テンポが少し早くなり、優しく奏でられるしっとりとしたメロディ。
ああ、あの曲だ、と気づいた時の体の感覚と、ピアノで奏でられる豊かな、音の洪水みたいなものがマッチして、脳内麻薬がブワァッっと出てきて、知らず涙が出てきてしまった。
冷静になると我ながらドン引き案件なのだが、こうしていつまでも旧作を大事にしてくれる精神とか、新たなものを作り出していこうとする気概とか、そう言ったものがこのシリーズには常に感じられる。
特に「星のカービィwii」は出るまでの道のりが本当に長く、現役でシリーズを追い続けていた身としては、当時「もう据え置きのカービィは出ないんだろうか…」半ば諦めすら抱いたことすらあったので、そのことを思い出すと胸が熱くなる。
そういったこともあって、カービィは新作ゲームをプレイするたびに嬉しい発見があって「ああ、このゲームを好きで良かったなぁ」としみじみ思うのだ。
タイムリーなことに、今年はめでたくカービィ30周年イヤーなので、ことあるごとに涙腺が緩くなるニュースばかり流れてくる。
情報に溺れそうになりながらも、全力でこの記念すべきアニバーサリーを楽しみたい。
……後生だから、ハル研さんは過去シリーズの音源もサブスク配信してほしい。
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