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スタンディングワークはダイエットに効果的?実践して気づいたこと

デスクワークや在宅ワークをしている方は、体型の問題に悩むことも多いのではないでしょうか。

「運動しないと!」と思ってもなかなかやる気が出なかったり、思った通りの食事制限ができなかったり。
痩せたいと思ってもなかなか痩せられない、むしろ体重が増えたなんてこともありますよね。

そこで、スタンディングワーク(立ち仕事)はダイエットに効果があるのかを、1ヶ月かけて検証してみました。
ほぼ家にいるWebライターの筆者の経験を綴っていきたいと思います!

スタンディングワークとは

スタンディングワークとは、立ってデスクワークや事務仕事をすることです。

生産性向上や健康面での向上に効果があるとされており、北米を中心に数多くの企業で導入されています。
日本でもアイリスオーヤマ、楽天、日本マイクロソフトなどで導入がされていると言われています。

立っている時の消費カロリーは、座っている時の2倍!?

「立っている時の消費カロリーは、座っている時の2倍」
このようなことを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。


しかし、残念ながら座って作業をした時と立って作業をした時の消費カロリーはほぼ変わらないという結果が研究で明らかになっています。

複数の研究結果を集めて分析する「メタ分析」の結果、座っているときと立っているときに消費するカロリーの差は、1分当たり平均0.15 kcalだと分かりました。

そのため、スタンディングワークはすぐにダイエットに繋がる訳ではないでしょう。

ここまで読んで残念に思う方も多いでしょうが、絶望するのにはまだ早いです。
私が実際にスタンディングワークを実践してみた結果、明らかな変化を感じられたからです!

スタンディングワークの消費カロリーは少ないかもしれませんが、消費カロリーが必ずしもダイエットに直結している訳ではありません。

以降で詳しく解説していきます!

スタンディングワークの良い効果

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スタンディングワークを1ヶ月実践してみて感じた良い効果は大きく分けて3つあります。

・姿勢が悪くならない
座った状態での作業だと、どうしても猫背や首が前に出るストレートネックになりやすいですよね。

猫背になるとお腹の筋肉が弱り、気付いたら脂肪を指でつまめちゃうなんてことも。
また、首が前に出ると首や肩甲骨の力が弱り、上半身に脂肪が付きやすくなってしまいます。

スタンディングワークは真っ直ぐ立った状態で作業をするので、猫背やストレートネックを防げます。
立つことで体を支える筋肉が均等に使われるので、脂肪が付きにくくなるのです。


・首や肩が凝らない
スタンディングワークは、首や肩の凝りを解消することができます。

首や肩の凝りは、肩甲骨の硬さが原因です。
肩甲骨は、上体が前に倒れていたり、肩が前に入っていたりすると筋肉が使われずに硬くなってしまいます。

肩甲骨が硬いと血行が悪くなり、冷え性基礎代謝の低下むくみ二の腕のたるみに繋がってしまうのでダイエット中は特にほぐしておきたい部分です。

・骨盤矯正が広がらない

スタンディングワークは、骨盤の広がりを防げます。

骨盤の広がりを抑えられると、太ももの横にある大転子という骨が外に張り出すのを防ぐことができ、下半身痩せに繋がります。
また、O脚の改善にもなるので足のラインがきれいになりますよ。

スタンディングワークをするデメリット

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スタンディングワークを1ヶ月実践してみて、デメリットだと思った部分は3つあります。

・足がむくむ
長時間立ったままの作業はどうしても足に負担がかかりやすいです。
同じ姿勢で血液をうまく循環できないと、むくみが溜まっていきます。
そのため、スタンディングワークが終わった後は、ふくらはぎが平均で1cm~2㎝程度太くなることもあるでしょう。

むくみは作業後に良く湯船に浸かり、足をマッサージすることで解消できます。

・姿勢が崩れると意味がない
スタンディングワークは肘をデスクにかけたり、片足立ちをしてしまうと効果を発揮できません。
姿勢が崩れると体が歪み、弱い筋肉ができてしまいます。

脂肪は筋力が弱いところに付きやすくなるので、姿勢が崩れないように適度な休憩を挟むと良いでしょう。

・反り腰だと腰が痛くなる
反り腰気味の方は注意が必要です。
反り腰は腰に負荷がかかる姿勢のため、腰を痛めやすくなります。
腰を痛めないために、お腹を少し引き上げ、骨盤をまっすぐにして立ちましょう。

スタンディングワークは痩せる?

実施した自身の感想は、「スタンディングワークを導入しただけでは痩せない」です。
しかし、太りにくい体づくりは可能のように思えます。

理由としてはやはり、立って作業をすることで体を支える筋肉を使うことができるからです。

スタンディングワークでは、お腹や脚、肩甲骨などの筋肉を無意識で使用することができます。
先述にもありますが、脂肪は筋肉が弱いところに付くので、筋肉を付ければ脂肪は付きにくくなります。

実際に私自身も脂肪が付きにくくなり、食べ過ぎの日が続いても以前より太りにくくなりました。

スタンディングワークを取り入れるときの注意点

スタンディングワークを取り入れる際は、適度な休憩軽い運動ストレッチを取り入れるようにしてください。

スタンディングワークは体への負荷が大きいので、長時間立ち続けてしまうと姿勢が崩れたり、足の張りやむくみに繋がってしまいます。

1時間仕事をしたら5分~10分の休憩を取り、こまめに肩甲骨やふくらはぎのストレッチをすることでスタンディングワークの効果を発揮することができますよ。

スタンディングワークの正しい姿勢

スタンディングワークは、正しい姿勢でおこなうことで効果を発揮できます。


〈正しい立ち方〉

①骨盤を立てて足裏の土踏まずの上に体をのせる
②足のくるぶしの上に肩の中央がくるように立つ
③お腹を少し引き上げる
④肩の真上に耳の穴がくるように顎を少し引く

作業中は少々前かがみになりますが、猫背やストレートネックにならないように注意しましょう。

スタンディングワークはダイエットに効果的!

1ヶ月の検証結果、スタンディングワークはダイエットに効果的と言えます。
しかし、スタンディングワークだけでは減量には繋がりません。
もし在宅ワークをしながら体重・体脂肪を落としたいと思ったら食生活生活習慣を見直す必要があります。

スタンディングワークは、太りにくくなる仕事方法としてぜひ取り入れてみてください。

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