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旅に再現性ははない/沖縄

昨年、第二子となる長男が生まれてから1年経った。
彼の一歳を記念して沖縄に行った。


結論から言うと、
・休みをとって休みに行ったはずが、いつも以上に疲れてしまった。
・同じ旅は2度とできない。つまり旅に再現性はない。


昨年、義父母と上の娘(下の息子はまだ産まれていない)と一緒に沖縄に行き、すごーく満足したので、それを再現しようと、息子が一歳になるのに合わせて旅行を計画した。

去年の様子↓


今年は何かが違った。

メンバー:夫、私、3歳3ヶ月の娘、1歳になったばかりの息子、義母
※義父は体調不良で残念ながら行けず。。

行く前

今年は息子が保育園に入園したのもあり、
病気との戦いがずっと続いた(なぜか上の娘の方が罹患率高かった)。

沖縄に行く前も子供達2人とも風邪気味で、
息子はずっと中耳炎が治らない、
娘は咳が何週間も続き、
私は子供の病院通いと仕事の両立で疲弊気味、めまいが毎日続き、
夫は多忙を極めていたし、
行く前にすでに疲れ果てていた一家。

当日まで行けるとも限らない。

当日行けるとなった瞬間、どっと疲れが出て、旅行に行くのにすでにゴールテープを切っている感じからのスタートだった。

目的地までの移動

自宅から空港まで車で1.5時間
→空港の駐車場から空港へバスで移動0.5時間
→羽田から那覇まで飛行機で2.5時間
→那覇空港からレンタカー屋までバス0.5時間
→レンタカー屋からホテルまで約1.5時間

同じ国内といえど工程が多く、シンプルに遠い。

息子は初飛行機。耳抜きできるか心配だったが、離着陸時お菓子を食べさせて気を散らし、問題なく上空へ。

10.5キロの息子は終始抱っこ紐で抱っこされており、その中で暴れまくり、疲れたのか、その後寝てしまった。
私の胸はドラムか何かかな、ってくらい彼の興奮を打ち付けられた(痛い泣)。

娘は飛行機2回目にしてプロで、離着陸時はジュースを飲み耳抜き、上空では幼児用のヘッドフォンを装着してお気に入りの動画をiPadで視聴。その後、就寝。

母である私はこんな感じ↓

母、休めない。

沖縄での過ごし方

一日中のんびりうちなータイムを過ごしたかったが…

我が家はどこに行っても、子供達のリズムを大切にして、いつもと同じスケジュールをこなす。
6時起床 ※親は20〜30分前に起きて準備
7時朝食
11〜12時 昼食
13〜16時の間 昼寝
17:30 夕食
18:30 風呂
19:30 就寝
以降大人の時間…と言っても22時にはお布団にイン。

これが崩れてしまうと、子供達はどこかで不機嫌になりギャン泣き、崩壊。
上の子は偏食だし、下の子はまだ離乳食なので、今回もコンドミニアムタイプのホテルに滞在し、買ってきたり、少し調理したりして食事をした。

部屋から見える景色。

それぞれのご都合
親にとっては
・子供を喜ばせたい・経験させてあげたい
・大人も楽しみたい
この二つが交錯し、なんとか全員が満足できるように計画を組むが、子供はそうではない。

親がこれは喜ぶだろうと思ったところには反応が薄く、
あれ、これ家でもできるよね⁈的なことが喜びだったりする。

美ら海水族館。上の子は眠くて超絶不機嫌、下の子は爆睡…。

大人に合わせて付き合ってくれるのは、動き回らない時だけ。
前回、上の子を沖縄に連れて行った時は、ようやく歩き始めたばかりで、そんなに活発に動く子ではなかったので、どこに行ってもベビーカーで座ってくれている子だった。

今回は…上の子3歳。
歩きたい!走りたい!自分でやりたい!
下の子1歳。ハイハイと伝い歩きができる。とにかく動きたい!そして手当たり次第に口に物を入れて確認したい!!

弟が大好きな姉。

食事はドタバタ。
上の子は食べムラがひどく、何がお気に召すかわからない。下の子はなんでも食べるのはありがたいが、食べ物に手を入れてぐちゃぐちゃしたくて、ちょっと目を離すと、大変なことに。

故に我が家は、大人が一息ついて、精神を安定させるために、夕食は大人と子供の食事は分けてとっている。

子連れ旅行の大変さを思い知る(今更)。

義母の存在

今回義母がいなければ成り立たない旅行だった。
大変そうな時、そっと手を差し伸べてくれた。
子供達に優しく話しかけてくれた。
子供達と遊んでくれた。

フクギの森を散策

旅行中、私の疲れがピークに達し、めまいがひどくなり、休みが欲しかった。

「一人でいたかったら子供達見てるから、休んでていいのよ」
おかげさまで、一人でカフェに入り、海が見える席でぼーっとコーヒーを飲んだ。

本当に女神様。

どんちゃん騒ぎの私たち家族に嫌な顔を全くしないで、全部付き合ってくれた。
ありがとうございます。
彼女には何回も助けられてる。

旅行に再現性はない

昨年の旅行の楽しさをもう一度!と思って行った旅行も、疲労困憊する結果となってしまった。

あの時の感動をもう一度、と思っても、
行くメンバーが同じでも状況が変わる。
体調が全く同じ日も天気が全く同じ日もない。
昔感じた楽しいことは、今も全く同じに感じるかと言うとそうでもない。

旅行に再現性はないのだ、と気付かされた。

むしろ、このメンバーで何をしたい?
何を感じたい?
前行った同じ場所では今回はどんな景色が見られたり、感動が得られるだろう?
と考えなければいけないようだ。


来年は海外に行こう!と夫と意気込んでいたが、
私と夫の中にある海外旅行は、
私たち二人が経験した楽しさに基づくものであり、
子供が二人加わると全然違うものになるのだと思う。
そうお互いが認識して、

「海外旅行は、もう少し子供達が大きくなってから」と言う考えを共有した。

※ちなみに私たちは
・自然散策(トレッキングやハイキング)
・カフェでまったり読書
・美味しいレストランで食事やお酒
これらが好き。年齢にもよるが、低年齢の子連れには厳しい…


来年はもう少しその時に相応しい旅行を楽しめたら、いいかな、と思う。

息子はこの旅行で一歳になった。おめでとう!姉にやり込められてるけど…
疲れたけど思い出はいっぱい。

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