蜩が鳴き始める
夏の終わりが近づいてきている。
そう気づいたのは、テレビをつけたら、夏恒例24時間ぶっ通しの大型番組がやっていることを知ってからである。
数分間見ていただけなのに、人の温もりや自然に触れている気がして涙腺が崩壊しそうになった。
賛否両論のある番組だと思っているけど、向暑はるからすれば夏の風物詩の一つだと思っているし、人や自然の温かさに触れる素敵な番組だと思っている。
小学生の頃はこの番組が終わると、夏休みの残りの1週間は溜まりに溜まった宿題をやる時間に割り当てた。
前半で遊びすぎたという後悔もここでやっと気づく。
夏休み全ての絵日記を1日で終わらせたのは今でも鮮明に覚えている。(後に雑だと怒られた)
ちょうどこの辺りから、蜩も鳴き始めて、夕方の真っ赤な太陽と合わさって、”真夏”とは違う幻想的な景色を見せてくれた。
ここで毎年夏が終わったことを知る。
今年ももうすぐ夏が終わるらしい。
長期休暇はなかったし、祭りも行けなかったし、打ち上げ花火も見れなかった。
でも写真フォルダを見れば、”夏らしい”ことは詰まっている。
それに今年は”宿題”もないからまだまだ夏を楽しむ余地はあるらしい。
夏の初めに掲げた”打倒サマーウォーズ”はまだまだ続きそうである。
サライがもうすぐ聴こえてくる。
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