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休憩の「考え方」と「取り方」

仕事中に「休憩するのがもったいない」「休憩する暇なんてない」と思って、ずっとPCと睨めっこしている…

みたいな経験ってありませんか?


特に、これからフリーランスとして頑張りたいと思っている方や、思うように案件が獲得できず焦りを感じている方は、休憩よりも作業を優先してしまうのではないでしょうか。


ですが実は、適切な休憩を取ったほうが結果的に生産性が上がる、ということが、近年の研究によって明らかにされています。


今回のnoteでは、休憩を取らないとどんな問題が起きるのか、そしてどうやって休憩を取り入れるのか、具体的に紹介していこうと思います💡




休憩が足りないとどうなる?

集中力や判断力が下がる

忙しさのあまり休憩を取らずに仕事を続けていると、脳の疲労が溜まって、集中力が途切れやすくなります。

脳科学の分野では、人間の集中力はずっと高い状態をキープできるものではなく、徐々に下がっていくことがわかっています。

特に、長時間同じ作業を続けると注意力が散漫になりミスが増えるうえ、判断のスピードや正確さも落ちてくるそう。


モチベーションが低下する

「まだ終わっていないから、休むわけにはいかない」と自分を追い込むと、心の余裕がなくなりがちです。

休憩のない状態が続くとストレスが大きくなり、自分へのプレッシャーが高まることで、仕事への意欲そのものが下がってしまうことも。

フリーランスは誰も代わりに仕事をしてくれないため、休憩を取らずに突き進んでしまいがちですが、これは心身のバランスを崩す大きな要因にもなってしまいます。


非効率な働き方になる

「時間のロスを少なくしよう」と休憩を削って働いているつもりでも、疲れが蓄積して集中力が下がると、結局同じタスクに余計な時間がかかるという悪循環に陥ることがあります。

例えば、本来なら1時間で終わるはずの作業が、疲れてダラダラ作業をして、結果2時間もかかってしまったーーみたいな経験って誰しもありますよね。

短時間でしっかり集中して取り組む方が、結果的に高いクオリティの成果を出せるのです。


休憩の具体的な取り入れ方

①ポモドーロ・テクニック

25分の集中作業+5分の休憩というサイクルで仕事を進める有名な方法です。

25分なら「まだまだ作業できる」と思える時間ですし、区切りが明確なので集中しやすいというメリットがあります。

5分休憩の際は、コーヒーを淹れたり、ストレッチをしたり、気分をリセットできることをするとより効果的です。


②20〜30分の仮眠をとる

NASAの研究では、26分の仮眠がパイロットのパフォーマンスを大幅に向上させたと報告されています。

人間は睡眠不足や疲労が続くと集中力が低下しやすいため、20〜30分程度の短い仮眠を取ることで脳と身体をリセットできます。

ただし、長過ぎる昼寝はかえって寝起きにぼんやりしてしまうことがあるので、時間を区切ってアラームを設定すると良いでしょう。


③スケジュールに休憩を組み込む

タスクを組み立てる際に、休憩時間もスケジュール表に書き込むこともおすすめです。

あらかじめ何時から何時までは休むと決めておくことで、罪悪感なく休むことができます。


休憩を取り入れるときに心がけてほしいマインド

休憩=投資

休憩は「サボり」ではなく、自分のパフォーマンスを高めるための投資。

例えば、車を走らせ続けるためにはガソリンが必要なように、仕事を続けるためには休憩が必要不可欠です。

特に女性の方は、仕事の合間に家事や育児を同時進行しているケースも多いかもしれません。

休憩時間を確保することで、家事・育児とのバランスを取りつつも、高いパフォーマンスを発揮することができます。


メンタル面のリフレッシュも大切

オンとオフを上手に切り替えるためには、メンタル面のリフレッシュも欠かせません。

体力的にはそこまで疲れていないと思っていても、心が疲れていると仕事のモチベーションは落ちてしまいます。

自分がリラックスできる音楽を聴く、アロマを焚く、おいしい紅茶を入れるなど、小さな癒しを日常の休憩時間に取り入れてみましょう。


まとめ

脳科学やビジネスの研究では、適度に休むことでパフォーマンスを最大化することが繰り返し報告されています。

短い時間でも十分に効果を発揮する休憩は、フリーランスとしての仕事の質を高めるためには欠かせません。

ぜひ休憩を戦略的に取り入れることを意識してみてくださいね。

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