思春期教室
いよいよ子どもたちも夏休みですね。
あちこちで、自然と戯れる子どもの姿が見られて、
ようやく世の中が、病から息を吹き返したことを実感します。
水曜日担当 公認心理師の高杉ゆう子です。
さて…先週もまた、トラさんに助けてもらっちゃいました。トラさん、ありがとう😊
実は夏休み前って、一年に何度かある、
いのちのおはなしのシーズンでして…
今年も、とある高校にお邪魔して、三年生にお話して来ました。
その学校は、養護教諭…いわゆる保健の先生が、
性の健康教育に、とても熱心な方で、3年間を通していくつかの側面から、性の知識を伝えられるように体系的に授業を組まれてるわけです。
今年は3年目なので、彼らにとっては集大成。
今回お話したのは…
いのちは、心と体でできてる。
心には扉があり、自分側にしかドアノブが付いてない
「死にたい」は、「生きたい」
いただきますの意味
受精から胎児の成長動画
出産デモ
てな構成でした。
体育館を会場に行われた授業は、午後から実施…ということもあり、とても静かで、
伝わってるかな❓
退屈じゃないかな❓
などと、お話しながら心配していたのですが、
どうやら、彼らは、しっかりと受け取ってくれていたみたいで…
後から、嬉しい感想がたくさん届いていました。
いくつかご紹介します。
毎日命をもらっているから、命を生かさなければならないということ。
「死にたいと思った時は本当は生きたいんだ」という言葉がとても印象に残っています。
1、2年生の思春期教室の時とは違った内容で、講和を聞いている中でとても共感できる部分があったり、なるほどなと勉強になった部分がたくさんありました。そしてとても話し方がわかりやすくて頭に入ってきやすかったので講話で聞いたことが沢山記憶に残っています。ありがとうございました。
新しい命の誕生や食を通じて、いのちをいただくということは、中々考えたことがなかったので、とても良いきっかけになりました。
授業が終わった後、
「しばらく居るからお話したい人は保健室まで…」
という呼びかけに、何人か来てくれて、
助産師を目指す女子高生や、何課の看護師になろうか考えてる女子高生、
web上で、メンタルの社会問題を解決できないかを、大学で学びたい‼️という男子高生など、
若者との会話が、実に楽しい1日と、なりました。
10代の子たちが、伸び伸びと生きられる世の中がいいなあ…
と、つくづく思いましたよ😆
何ができるか、今日も頭の隅っこで考えながら、過ごしたいと思います。
どうぞ二度とない夏が、実り多きものでありますように…