こころの扉
夕焼けの美しい季節になって来ましたね…。
気象条件が重なると、赤がどうとか…
科学的にはいろいろと理由があるのだとは思いますが、
夕方の空があまりにも美しい日は、思わず、手を止めて眺めてしまいます…。
夏が去り行く切なさと、1日の終わりの切なさが相まって、
胸がキュンキュンしたりするのですが…
自然に目を向けてると、独りぼっち…という感覚が薄らぐんだそうです。
それは…人間も自然の一部だから…。
独りぼっちが連れてくるもの…それは…
この世に自分などいなくていいのではないか…という、幻想。
その幻想は、自分のいのちをも止めたくなる思考を招きます。
自分でいのちを止めてしまいたい時、私たちは自然と切り離されている…
という記述を、何かで読みました。
確かに…
自分で自分のいのちを止めたい…と、思うとき、
自分を取り巻く自然になど、目はいかないかもしれないな…
と、そんな経験のある私は思うのです。
そして運よく、自分で自分のいのちを止めずに生きてきた私は、ある日、
こんなこんなことに気づきます。
心には、扉がついている…
そして、その扉には自分の方にしかドアノブがついていなくて、
いつだって、心の扉を開けるのは、自分しかいないのだと…
誰しも自分の心の扉を開けられない時だってある。
そんな時は、自然界に開けてみたらいいんじゃないかと思う。
虫を採ったり、花を見たり、月を愛でたり…
どんなことでもいい。自然に目を向けてみる。
自然界は、自分で自分のいのちを枯らそうと思うものは存在しない。
敵から逃げるために、自分の体の一部を切り落とす種はいたとしてもね。
でも、それは生きるためにしていること。
今、寂しい…独りぼっち…
と、思っている人は、月でも見上げてみよう。
9月10日は、中秋の名月です🎑
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