見出し画像

出来事と感情

この時期、太陽さんが顔を出すと、それだけでほっとしますね。
水曜日担当 公認心理師の髙杉ゆう子です♪
先週は、気が付けば金曜日になってました…(;^_^A
楽しみにしていた方、ごめんなさい…(^_^;)

さて、日本列島はどうやら今夜あたりから最強寒波が到来するとのことで…
あちこちで警戒が必要なようです。
特に北海道は、雪で交通網が乱れることが多く、駅にいったら運休だった…
なんてことはしょっちゅう。
そのたびに、他の交通手段を手配しなければならない…
ということも、多々あります。
そんな時、あなたはどんなことを想いますか???

たいていの人は、
「あぁ、もう!こんな日に限って!!!」
とか、
「マジで~~~!急いでるんだけど~・・・」
とか…
どちらかというと、怒りの感情が湧いてきたりするのではないかと想像しますが…

この「感情」というのがやっかいな代物で…
同じ出来事が起こっても、別な人は違う感情を抱くんですよね。
例えば、列車が来ないという出来事に対して…
「怒る」という感情を抱く人もいれば、何の感情も抱かない人もいる…。
または「チャンス」と、思う人もいるわけです。
ちなみに私は、「もしかしたら、事故を回避できたのかも…」とか、
「遅れてでも何か出会わなきゃいけないものがあったのかな?」と、
思ったりします。
この違いは何なのでしょうか?
心理学の「感情の二要因論」などのカテゴリで、この辺りは科学的に解説されている動画がたくさんありますので、探してみてください。
体調によっても抱く感情は違いますし、
私は、思考のクセ…みたいなものではないかと考えています。

何か出来事が起こるたびに、自分にとって「嫌なこと」にフォーカスしていると、「怒り」の感情を抱くことが多いし、
「自分が悪い」という「自責」の感情を抱く人も多い。
でもそれは、自分虐めなんですよね。
「怒り」の根底は「悲しみ」なので、
怒っている人は実はとても悲しみを抱えています。
「自分が悪い」と、考えがちな人は、いつも他人の意見を尊重して、
自分の感情を無視してます。でもそれは、自分虐めです。
これを続けるとどうなるか…。
身体が教えてくれるんです。
自分、虐めてるよ!どんな感情も、感じてもいいんだよ!って…

どんな感情も感じちゃいけない感情などありません。
仮に、周りでどんなことが起こっていたとしても、
悲しみも嫌悪も、喜びも、おいしさも、切なさも、怒りも、
感じていいんです。
「感情」は湯気と一緒で、心から湧き出るものだし、感じ切ると湯気のように消えてなくなります。
だから「感情を感じ切ること」って、心を健やかにしておくために、
とっても大切なのだと、私は考えています。

コツとしては…
「起こった出来事」と、「感情」を分けること。
怒った出来事は出来事でしかありません。
要は、あなたがそれを、どう感じたかということ。
そして「どう感じる」か…に、日ごろの行動が関わっているんですよね…。
それはまたの機会に綴ります。

今日はどんな感情を抱いていますか?
その感情を感じ切って、心、健やかに…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?