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ドラマの名言より…

水曜日担当の公認心理師 高杉ゆう子です♪
どうやら北海道は、そろそろ次の季節に進んでいるようで、
明日の朝は、氷点下のところもあるとか…ないとか…(;^_^A
初雪の便りも、もうすぐ届きますね…。

そんな秋も折り返しを過ぎた時期ですが…
今日は、私が「生命の安全教育」のベースとなるような話を伝える時に、
どんな思いで伝えているかを綴ってみたいと思います。

まずはその道筋の元となる若年期の生い立ちを…。

私は、とにかく学校が苦手でした。
小学校時代は、担任が嫌いで、校長先生に変えてくれるよう、直談判したこともありました。
いわゆる、問題児だったと思います。
だって、納得いかなかったんです。すべてが…。
意味があるのかないのかわからないような規則だったり、
集団生活だから必要な横並びの行動だったり…。
なんだか、自分が1個のロボットみたいに扱われているようで、
それが嫌で、反抗していたのではないかと思います。

そんな中で迎える思春期…。
誰も性のことを正しく教えてくれることはなく、ただただ好奇心だけが膨らんでいきました。
そこに、愛着障害が複雑に絡み合い、こじらせた恋愛観…。
日々、襲われる孤独感から、ひたすら、自分が誰かに必要とされる存在になりたかった。
その状態は、しばらく続くのですが…
不毛な自己否定の生活から抜けられたのは、「たいわ」という心理手法を学び、丁寧に自分を癒していく…という作業をしてからです。
そして、今は「本当の自分を生きる」を、実践しています。
でも、未だに気を抜けば、もろい自尊感情はあっという間に奈落の底…
「本当の自分を生きる」は、実践あるのみなのです。


そんなこじれた若年期を過ごしてきたもんだから、後を生きている方々には、同じような思いをして欲しくない…と、思い、「生命の安全教育」のベースとなるようなお話を、伝えるようになりました。


そして今日の本題…

伝えながら思っているのは…
「次の世代は、自分が自分でありながら生きられる社会であってほしい」
ということ。
人、それぞれに短所や長所があって、それでいい。
だから人は、助け合って生きていく仕組みになっているはずなんです。
「人」を取り巻く自然すべてが、完璧な助け合いの調和で成り立っているように…。
自分の「いのち」は、自分だけでは生きていけないし、
だからこそ、生かされていることに気づくと、生き方が変わる…
そんな風に思うんです。

かつて、シングルマザーの奮闘を描いたドラマで、主人公のおじいちゃんがこんなセリフを言っていました。

「森にはな、いろんな種類の植物が生きてるんだ。
 それぞれが支え合って生きてる。

生きてるってことはさ、支え合うってことだ。

木も人間も互いに支え合ってやがて朽ち、
死に絶えるまで今を懸命に生きるんだ。

親はさ、どうしても楽に生きる方法を、子どもに教えてやりたがる。
だが本来親が教えてやるべきことは、得をして生きる方法じゃない。

ただ生きて死ぬことが、どれほどの奇跡か・・・
ってことを教えてやることだ。」

深く深く共感しました。
こんなセリフをさらっと言えるような伝え手になりたいです♪


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