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『ライオンの隠れ家』を見て、私とパパの感想。

先週から始まったドラマの話です。

我が家は自閉症+知的障害重度のはるくんと、今年4月にようやく病院受診できて(受診に半年待ち)ADHD+自閉症と診断、療育手帳も軽度で取得したしゅんちやんの2人の息子がいます。

『ライオンの隠れ家』というドラマの中で、主人公の弟、美路人を坂東龍汰さんが演じており、このキャラクターも自閉症の特性があります。

私の感想は、『自閉症の子はパニック起こすとこうなるよね』です。
パニック起こすと物を投げてしまったり、頭を何かにぶつけたり、他の人に噛み付いたり…いろいろやってしまうのです。

我が家のはるくんも同様です。混乱すると蹴ってしまったり、宝物のiPadを投げ飛ばしたり、おもちゃを窓に投げて割ってしまったり…そう言ったことがたくさんあるというか、それが我が家の日常です。(昨日も夕飯時にいきなり怒って、テーブルの上の食べ物が入っている食器を手で落としてしまいました。)なるべく原因となるものがない環境をつくろうとは努力してますが、なかなか難しいのが現状です。

パニックになったことにより割れた食器。なお、食器は全て私のところになだれてきたので、他に被害はない。あるとすれば私の携帯の画面がちょっと傷ついたぐらい?笑
散乱した後。少し片付けましたが、あたりにたくさん麻婆豆腐が散らばっていました。汚くてすみません。

パパはというと、全部見たわけではないのですが、『これでは自閉症自体がフィクションになってしまうのでは』と思ったようです。

それはなぜか?

このドラマはミステリーの要素も含まれています。ある日、全く知らない男の子である「ライオン」くんが主人公のお家にやってきます。その男の子がなぜそこにきたのか、その男の子の親は?などのようなことはまだ不明です。物語ですから今後そう言ったことは明かされていくのでしょう。

そしてこのドラマの中の自閉症の人は「ライオン」がきたことによりルーティンが崩され、パニックになります。非日常がいきなり入ってきたり意図しないことが起こると、自閉症の人は見通しが持てなくなり、パニックを起こします。

パニックを起こすことは自閉症の人にとってはよくあることですが、ミステリー要素を入れてしまったことで、物語だから、フィクションだし、自閉症もフィクションなのでは?実際は違うでしょ?と知らない人には思われてしまうのではとパパは思ったそうです。

言われてみれば確かに…

かと言って、我が家で起こっていることは、パニックの時はまさにドラマで映されたような感じであり、それが日常なのです。

ドラマだから面白い要素を入れた方がいいのかもしれませんが、実際とかけ離れた話になってしまうと、上手くは言えませんが、よくないのかもしれません。

それでも、パパは見ないかもしれないけど、私は今後の話がどう進むのか、自閉症の弟がルーティンを崩す存在である「ライオン」との生活で果たして上手くやっていけるのか、ドラマではありますが少し気になるので見てみようかなとは思っています。

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