書く話がない・・・!?

直近で書いてるのは『テセウスの話 アテナイ凱旋編』と『テセウスの話外伝 マラトンのケモノ編』の二つ。
どちらもテセウス周りの話。こうなったのにはちゃんと理由がある。

基本的にはギリシャ神話の話を書いていこうとは思っていたものの、その物語は実に膨大な量がある。
普段からギリシャ神話に触れてる人であれば、そこまで抵抗感なくアラカルトみたいな多様な話を書いてもすんなり受け入れてもらえるはずだ。
しかし普段全く触れてない人相手が読者であることを想定すると、少し書く話にも『軸』があったほうが少しは読みやすく噛み砕きやすい様に思う。

それもあって、じゃあ軸になるのは何だ?と考えたときに、一人の英雄にスポットを当てて話を書き、その後その英雄が少しでも関わった話を埋めていけばある程度ギリシャ神話の世界に慣れていけるんじゃないかと?想定したわけである。
そしてまずスポットを当てたのが私が個人的に大好きな英雄テセウスである。

https://note.com/haru_aramusha/n/na73106f0e4a2

このへんでもちょい書いた。テセウスはきっといいやつ。


テセウスがアテナイにさえつけば、そこから派生する話はわりとある(ほんとはその後のがあるけど)
なのでまずはそこをキチンと書きさえすれば・・・!という気持ちで書いてるのが『テセウスの話 アテナイ凱旋編』にあたる。
しかしここに来て困っている。

時間軸の存在。

テセウスがアテナイに着いた瞬間から始まるメデイアにまつわるパラドックスをどう処理するか?いっそ無視するか?なんとか絡めるか?と悩んでいる。どうしたもんか。
イアソンを中心とした『アルゴー船』が時間を超越して旅するタイムマシンでもなければ、整合性が取れなくなってしまう。
そこで悩み筆が進まず、なんとかテセウス軸で話書くかとなっても書ける話が『マラトンのケモノ編』くらいしか思いつかなかった。
これは番外編だからもうじき終わるが、現在半分くらいは執筆済み。明日には出せるであろう。

テセウスじゃなくて時間軸がしっかりしてるペルセウスかオルフェウスにすべきだったか、今となっては後悔。

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