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リワークセンターに通って復職を果たした話。どんなことをしたか

こんにちは。はるちゃんです。

双極性障害で1年6ヶ月休職をしましたが、リワークセンターに通って復職を果たしました。

今回はリワークセンターとは何か、どのような流れで復職まで漕ぎ着けたのかというお話です。

注意していただきたいのが、今回取り扱うリワークセンターとは、東京都が運営している「リワークセンター東京」を指しているという点です。

また、あくまでわたし個人の体験談ですのでこれらの点にご留意いただければと思います。

まず、リワークセンターという存在をわたしはまったく知りませんでした。
きっかけは上司からの提案でした。

わたしは上司との距離がとても近く、zoomで親身に話を聞いてくれる方だったので、早く復職したいという思いはずっとお話していました。

そこで、ある時リワークセンターに通ってはどうかと提案をいただきました。

申し込みは自分でしなければいけないので、いろいろ調べて、まずは説明会に申し込みました。

そこから申し込みなのですが、まず第一の壁が立ちはだかります。

それは、2週間以上午前中の外出が継続してできていることです。

他の通所者さんに話を聞いたところ、このような条件は企業がやっている有料のリワークセンターではないことが多いそうです。

ちょうど時期が冬だったこともあり、寒くて面倒だと思ったこともありましたが、説明会の後になんとか継続しました。
なので説明会から2週間後に申し込みになります。

また、「生活リズム表」というものを記録する必要があります。
これは何時に起床したかと、食事・リワーク活動の時間を記すものです。
また、気分や体調の具合を1〜5で記入し、1日どうだったか簡単な感想も書きます。
これを毎日続けます。
これはリワーク活動中もずっと記録します。

申し込みが完了するとまず面談をするのですが、この時点で自分の専属のカウンセラーさんがついてくれます。
通所している間にお話する職員の方はほとんどカウンセラーさんのみです。
どのように進めていくかなどを聞き取りしていただき、カウンセラーさんが方針や「こういうことを意識していきましょう」みたいなことをまとめてくれます。

この時に、カウンセラーさんはリワークセンターだけではなく、自分の主治医と会社の担当者(わたしの場合は上司)とも連携してサポートをしてくれます。
会社には、わたしの通所の様子などを連絡してくれたりしています。
主治医からの指示もあり、わたしは最終的に3ヶ月間通所することになりました。

リワークセンターでは、学校の授業のように色々なプログラムがあり、この日の何時からこれ、というふうに決まっています。
全てに参加するのではなく、カウンセラーさんと必要なものや、自分が受けたいと思うものを相談しながら決めていきます。

また、プログラムとは別で自主活動というものがあります。
わたしは主に読書をしていました。
本についても、どのような本がおすすめかをカウンセラーさんが教えてくれます。

プログラムについて、内容は大きく分けて座学と、コミュニケーションをとるものがあります。
座学は基本的に1回受ければよいのですが、コミュニケーションをとるものは何回受けてもよいです。

もちろんプログラムもよかったのですが、個人的には読書がすごく役に立ちました。
最終的には自分で本を選びますが、カウンセラーさんのアドバイスを聞いて選んだので、自分では普段選ばない本を読めて、視野が広がったと感じました。

一番最初に読んだのはうつ病についての本です。
病気についての本は最初読む気になれなかったのですが、自分の症状や辛かった時期のことはやはり病気の症状だったのだと自覚てきて、すごくよかったと思っています。

また、ある時カウンセラーさんから「双極性障害についての本を読んで、自分に当てはまっていないか確認してみてね」と言われました。
自分はうつ病だと思いこんでいたので、「まあ違うでしょ」くらいの気持ちで読み始めたのですが、なんと読めば読むほど症状が自分に当てはまっていました。

週末が通院日だったので、すぐに医師にそれを伝えました。
すると、医師は前から気付いていて薬の処方を変えてくれていたようでした。
それが、以前の記事でも出てきていた2022年10月に炭酸リチウムの処方が始まったタイミングでした。
でも自分が本を読んだのは年明けの3月くらいでした。
自認するまで医師は病名を伏せていてくれて、しかもうつ病と決めつけずに診察をし続けてくれて本当に嬉しかったです。

他にも、読んだ本で印象に残っているのはマインドフルネスについての本です。
休み方についての本でした。
初めてマインドフルネスについて知ったので、今まで知らなかったことがもったいなく思いました。

読書に関して、わたしは内容を頭にきちんと入れたい時は紙に書いています。時間はかかりますが、1回で内容がきちんと入りますし、後から読み返すこともできます。
前に「東大読書」という本を読んだのですが、それにも書いてありましたがメモをとりながら読むのは効果的だと実感しました。

それに、読書感想文のようなものを提出する必要があるので、結果的に役に立ちました。

また、カウンセラーさんには今までどう生きてきたか、家族との問題なども相談できました。
その上で最近あったことなどを相談すると、適当な当たり障りのないことを返すのではなく、きちんと対応してもらえます。
ストレスが溜まっているのならこういう風に過ごすといいですよ、こういう時はこうしたらいいですよ、など本当に親身になってくれます。

また、わたしは文章を書くことが得意なのですが、そのことについて何度も褒めていただいたこともすごく嬉しく、自信がつきました。


おそらく詳細な内容は伏せたほうが良いかと思ったので本当に簡単にですが、リワークセンターに通って結果的に復職ができて、3ヶ月が経ちますがなんとか続いています。

カウンセラーさんと、今も協力していただいていますが、上司、そして主治医には感謝です。

自分を少し受け入れることができて、前向きに頑張っていこうと思えるようになったので、通ってよかったと思います。

休職中で、薬の処方が落ち着いてきている方は復職の為にリワークセンターに通う選択肢を作ってみてはいかがでしょうか。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

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