わたしがテクノロジー教育をする理由。
生きづらさを抱える子を、テクノロジーで少しでも生きやすくしたい。
これがわたしの原点だなぁと思います。
ノートに、今やってることをざっと書いてみました。
プログラミング教室や、テクノロジーの居場所開設準備のほかに、小児科クリニックでのICT療育や、ウェブ制作の受託もしています。
これは、わたしの中で全部繋がっています。
現在あまり積極的に言っていないんですが、ウェブ制作の受託は、東京の会社や地元の企業・団体の継続案件がいくつかあって、割とちゃんとやっています。
どうしてかというと、テクノロジーを学んだ子どもたちと、いつか一緒に働けたらいいなぁなんて、本気で思っているからなんです。
そのきっかけは、小児科クリニックでのICT療育。
とある男の子が、コーディングに関心を示しているのを見て、彼を支援するからにはわたしもできるようになっておきたいと、独学で2ヶ月ほどコーディングを勉強しました。
そして、「わたしウェブサイト作れるようになったんですよ」と知り合いに言いまくり、何人かが未経験のわたしに仕事を振ってくれて、東京の会社に関しては継続して(もう2年以上)スキルを育ててまでくれて、それで今があります。
わたしは、療育で担当したその子に、その子が望むなら仕事をふれる環境を作っておきたかった。
結局その子は、コーディングは飽きてしまったのですが、その代わり3D制作に天才的なポテンシャルを発揮しています。
出会った頃は小学生だった彼も、中学3年生になりました。
当時は無気力で「めんどくさい」ばっかりだったけど、現在は情報系の高校合格に向けて苦手だった勉強も「塾に通いたい」と自ら親に頼み、とてもよくがんばっています。
正直わたし、社会なんて大きなことはよくわかりません。
ただ、目の前に課題を抱えている子がいるのは確かで、同じような課題を抱えている子は意外と少なくない。
2年前に開業したプログラミング教室に通う生徒さんも、発達障害的傾向がある割合が比較的高く、保護者の中には、あまりの落ち着きのなさや話の聞かなさに、申し訳なさそうにされる方もいます。
だけど、そういう子ほどテクノロジーが必要な可能性があるとわたしは確信を持っているし、子どもの間だけの楽しみ的なテクノロジーじゃなくて、彼らが望むなら将来の道標も用意しておきたい。
ここまでくると、社会的な目標になるのかもしれないけど、社会って人の集まりで、スタートはやっぱり「人」なんだと思います。