読書感想〜言葉の園のお菓子番・孤独な月〜

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ほしおさなえ
『言葉の園のお菓子番・孤独な月』

シリーズ2作目
連句を通じて人との結び付き、関わりが主のお話し。

連句会での出会いが更に広がりを見せていく今作。
言葉を紡いでいく連句になぞらえて、縁を繋げていくのが凄く好き。
今作は特に「命」が散りばめられていたけれど、亡き人を想い産まれてくる命を想う。
例えいま1人だとしても「独り」ではないんだなと、きっと誰かが光を当ててくれて、自分も誰かを光で照らす事が出来るんだなと。孤独な月も決して独りではない。
タイトルの意味が伝わりました。

ハラハラドキドキ、伏線回収も楽しいけれど、ゆったりと読める小説も良いですよね


ベランダで
ひとり眺める
夏の月
照らすひかりは
誰かの想い

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