3ヶ月ぶりに日本に帰って感じたこと
こんにちは、28歳Annnaです。都内大手IT企業で営業として5年勤務するも、旦那の海外転勤で今年3月に退職。現在、アメリカ駐在3か月目になります。アウトプットを目的に、日々の気づきや想いを更新してます。
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先日、3か月振りに日本を訪れた。3か月とはいえ、アメリカで生活してきたことで、母国の日本が少し違ってみえた。ちょっと呟きます。
1.日本は、「異様」な単一民族国家
まず、日本が、単一民族国家であるということを思い知った。当たり前だけど、街ですれ違う人はみんな日本人。道で財布を拾ったら、迷うことなく交番に届けるし、駅のトイレは綺麗で治安も良く何もかもがクリーン。色んな意味で生ぬるく、人を疑うことのない平和な国。そして、人と同じであることが当たり前。でもそれって、実は世界的にみると、異常なこと。生まれたときから、同じ言語を話す同じ国籍の人々と暮らしてきたし、その一様さを疑うことなく生きてきたけど、人種が入り混じるアメリカで生活することで、いい意味でも悪い意味でも、それ自体が異様である、ということを体感できた。
2.日本の都市、東京。
そして、2か月ぶりの東京。世界都市圏としては人口世界1位。狭い土地に立ちはだかるビル群たち。ぎゅうぎゅう詰めの山手線。繰り返される定型業務に疑問を抱えながらも、また夢と現実のギャップ矛盾を抱えながらも、当たり前に起きて働いて寝ての繰り返し。そして1日に目まぐるしい規模のビジネスが動き、お金が流れる。自分もつい最近までここ東京で毎日働いていたことを思い出す。今は駐在妻として一時的に海外での生活を送っているけれど、私も、またここ東京に戻ったとき、前と同じ職場で、生きるための給料をもらい、考え悩みながらの生活を繰り返すのか。それとも、自分の生きる目的や使命に心を燃やし、何かしらの価値や、世の中に還元できるスキルを、(どんなに小さくとも自ら納得する形で)身に着けて戻るのか。後者でいたい。
3.課題だけらけの、地方都市。
そして、地方都市。山陰生まれの私は、実家の田舎に帰る度に、居心地の良さを感じつつも、どことなく寂しい気持ちになる。慢性的な人手不足はサービス業を縮小させ続けるし、若者がどんどん町を離れて街は廃れていく。どの地方都市にも、避けられない問題ではある。アメリカも中国もヨーロッパ諸国も、人口構成上、いずれ日本と同じ道をたどる。課題先進国日本が、その知見や経験を活かし、それらの国に提供できるものはあるはずだ。それらの人々の幸せを作る人でありたい。
最後に、、、
結局、私は日本人で、平和で画一的な日本が大好きだ。ただ、アメリカに住んで、多様性の複雑さや深刻さにもがき苦しみながらも、自ら立ち上がり声を上げ自由と平等を勝ち取ってきた歴史や文化、人々に漲るパワーにも魅了された。今後、日本人としてのアイデンティティを大切にしながら、自分がこれから世界にどんな価値を提供できるか、残りの人生どんな生き方をしていきたいか、残りの駐在生活でもっと深堀していきたい。そんなことを思った一時帰国でした。