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#飲酒
ゆっくりと時間をかけて感染するアルコール依存2
自分は大丈夫だと思っていた。
お酒なんか大嫌いだと思っていたし。
父がアルコール依存に陥ったその時から、世代連鎖の音が聞こえていたのに。
私はそんな自分を、見て見ぬふりして過ごしていたのだろう。
日常的な飲酒お酒の味を覚えてしまった高校生のころは、とにかくお酒がないと楽しくない。
みんなで楽しく飲んでいる時が一番楽しく、また、自分の居場所がそこにある安心感を覚えていた。
そこから徐々に
ゆっくりと時間をかけて感染するアルコール依存
私が三歳のころから、父はアルコールが原因で入退院を繰り返していた。
そんな父を見て育った私は、『あんな大人にはなりたくない』と決めたはずなのに。
お酒への興味きっかけは大人びたかっただけ。
私が初めてお酒を飲んだのは小学生のころ。
こんなことを堂々と書いていいのか分からないが、興味本位で飲んでしまった。
私が三歳のころから父はアルコール依存症で、毎日のように吐血をしては飲むことを繰り返し
父を変えたアルコール
父は優しい人だった。仕事も真面目にこなし、成績はいつもトップクラスだったそうだ。
アルコールに溺れるまでは・・・
出社拒否いつからか父は、朝から晩までお酒を呑む生活を送っていた。
私の記憶には、出社前の父は必ず吐血をしていた。
そこからスーツに着替え、ネクタイをきっちり締め、スーツに合う靴を選び、会社に向かうのであった。
その光景が当たり前のように続いていたが、父はいつからか会社に行くこ