もうひとつの太陽と、パンの話
バス停から見上げた南の空。
夕陽に照らされた、
もうひとつの太陽のような雲が浮かんでいた。
夏の間、行っていなかった喫茶店に、久しぶりに行った。
相変わらず、マスターの淹れるコーヒーはとても美味しかったけれど、食べ慣れたトーストのパンが、違う種類のものに変わっていた。
このご時世、個人経営のパン屋さんはなかなか、美味しくても続けて行くのは至難の業なのだそう。
”値上がりしても良いから”
”サイズが小さくなっても良いから”
なんて勝手な事を思うけれど、そんなに簡単にはいかないんだよね。
帰りにパン屋さん、寄って帰ろう。