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「あれ? ここ誰か来るんですか?」 その日に俺がデスクの前に来ると 無人だった俺の隣のデ…
「まじか…」 つい声に出てしまっていた。 久山は去り、俺と後輩ちゃんは二人で立ち尽くして…
「おーどうだったよ」 俺と後輩ちゃんがオフィスに戻ると、 久山が二人に向かってのんきに声…
後輩ちゃんとの面談は16時に設定した。 それまでに、ある程度は新人用の勉強資料をまとめてあ…
「はるの? 聞いてんのか?」 「…はい?」 「いやC社の提案書、お前のパート早く渡してよ」 …
「弱った」 思わず心の声が出るような展開だ。 俺は加奈を妊娠させた。 加奈はただのセフレ…
「年間2億?」 俺だけではなく、後輩ちゃんも驚いていた。 その額が広告出稿費用として大きいことは、後輩ちゃんにも分かるようだ。 「そう。B社からデジタル広告コンペの依頼が来ている。TVCMなどは別の会社がやるみたいなのだが、今回別の予算でデジタルを提案してほしいと言われている」 「なるほどですね」 俺はそう言って、本部長からもらった資料をみる。 そこにはB社の資料で、「新製品」に関する資料がまとめられていた。 B社は化粧品の会社だ。 基本的にはドラックストアなどで
「はるちゃ~ん、元気だった?」 弊社ビルの最上階にはカフェスペースがあり、 奥のテーブル…